忌まわしい事件から、1年の歳月が流れた。2017年4月11日、ボルシア・ドルトムントのチームバスを狙った、あの爆破事件である。 2016-17シーズンのチャンピオンズ・リーグ準々決勝、ASモナコ戦。その第1レグを前に、ドルトムントのチームバスは本拠地シグナル・イドゥナ・パルクに向けて滞在先のホテルを出発した。その直後だ。バス周辺で3度の爆発が起こったのである。リモート操作で仕掛けられたパイプ爆弾によって後部座席のガラス窓は大破し、DFマルク・バルトラ(現・ベティス)が手首を骨折するなど複数の負傷者が出た。 衝撃のニュースは世界中に打電され、戦慄が走った。当初はイスラム過激派によるテロの可能性が模索されたが、のちに当局はドイツ人投資家による単独の犯行と断定。その理由がドルトムントの株価を下げることで収益を得るためだったというのだから、呆れてモノが言えない。 裁判は現在も継続中で、来る4月25日、当時バス車内で事件に遭遇した選手たちが証人として出廷した。ヌリ・シャヒン、ユリアン・ヴァイグルらを連れ添ってドルトムント地方裁判所に現われたのが、怪我からの早期復帰が待望される日本代表MF、香川真司である。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180426-00039415-sdigestw-socc 続きを読む