転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524333297/ 1 : ◆Q/Ox.g8wNA 2018/04/22(日) 02:54:57.38 ID:rbf/OmiNO 映画レディ・プレイヤー・ワンの設定を一部流用したSSです。 公開直後と言う事も有り、ネタバレには注意してあらすじに書いて いるレベルのこと以外使用していませんが、気になる方は閲覧注意でよろしくお願いします。 2 : ◆Q/Ox.g8wNA 2018/04/22(日) 02:55:35.93 ID:rbf/OmiNO 【2045年、日本 とある田舎】 モバG「やぁ、こんな田舎まで良く訪ねて来てくださった。まぁ、お茶でもどうぞ」 スカウト「こちらこそ急に押しかけまして・・・、 伝説のアイドルプロデューサー、モバPさんにお会い出来てとても光栄です」 モバG「いえいえ、長くやってただけで、伝説なんてとてもとても・・・」 モバG「ところで、こんな田舎までジジイを訪ねて来たのは何の用が有って?? アイドルの昔話でも聞きたいんですかの??」 スカウト「実は・・・モバPさんにアイドルのプロデュースをして頂きたく・・・」 モバG「ハァ!? 無理無理、もう身体も碌に動きませんしの・・・、 プロデューサーと言うのはアレで激務でして、私も若い頃は怪しい栄養ドリンクをガブ飲みしてやっとりましたが、 今ではとても身体が付いていきませんですよ」フリフリ スカウト「いえ・・・、実際に復帰して頂くのではなく・・・、VR世界の中・・・、オアシスでの話なのです」 モバG「オアシス??」 スカウト「モバGさんもVRゲームはご存知ですよね??」 モバG「はぁ、最近はこんな田舎でもアレが無い事には始まりませんからなぁ。 ワシは遠くの家族や知り合いと連絡する時に使うくらいで、後は外で野菜を育てるくらいであまり詳しくは知らんが…。 最近ではエライ進化しとるみたいですなぁ」 モバG「ワシの若い頃は、舞台で踊るアイドルを見るくらいしか出来んかったですがのぅ・・・」 スカウト「今では第二の現実と言えるくらい多種多様な娯楽、ゲームが楽しめますよ?? それこそ食事とトイレ以外はすべてオアシスで済ませれるくらいに・・・」 モバG「ハァ、凄い事になっとるんですなぁ・・・、しかし、それがワシに何の関係が??」 スカウト「事の始まりはオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデーが無くなった事に始まります」 モバG「ほうほう」 3 : ◆Q/Ox.g8wNA 2018/04/22(日) 02:56:19.65 ID:rbf/OmiNO スカウト「ハリデ―は遺言で『オアシスのゲームの中に3つの鍵を隠した、それを探し出して門を開けた者に、 全財産とオアシスの経営権を譲る』と言い残したのです」 モバG「全財産というと・・・、とんでもない額に・・・??」 スカウト「ざっと金額にして5000億ドル。オアシスの経営権となると、金額では計り知れません」 モバG「・・・何だか天文学的数字でピンと来ませんが・・・、ますますワシには関係ない様な・・・??」 スカウト「それが、世界中のプレイヤ―が血眼になって鍵を探しているのですが、どうすれば鍵が手に入るのか、 どのゲームをクリアすれば良いのか、も全く判明してない始末でして・・・」 モバG「おやおや・・・」 スカウト「しかし、オアシスに先日ある噂が流れました…。ハリデーが十代の頃夢中になった日本のアイドルに、 鍵を持つゲームのヒントが隠されている!と・・・」 モバG「おおっ」 スカウト「そして、オアシスにも有るのですよ…。日本サーバーが運営しているゲームの一つ、 アイドルをスカウトして育て上げ、頂点に導くゲーム、その名も『アイドルマスター』が・・・」 モバG「なるほど・・・、大体呑み込めてきましたぞ・・・。 つまりワシがそのゲームの中に入って…、アイドルを育成すれば良い訳ですな・・・??」 スカウト「はい、モバPさんならば経験は誰よりも豊富ですし、VRなので体力の負担も少なく問題無いでしょうし・・・」 スカウト「どうでしょうか・・・?お願いできませんでしょうか??勿論報酬は破格を用意して・・・」 モバG「いやいや、金には困ってませんでな」 スカウト「そ、そうですか・・・」 モバG「しかし、・・・それよりこんな田舎まで年寄りを頼って来てくれたその心意気が嬉しい。 ・・・喜んで引き受けさせて頂きますぞ」 スカウト「おおっ!!それではっ!!」 モバG「実は話の途中から、昔の様にアイドルのプロデュースが出来るのかと思ったら、 ワクワクしてきましてなwww」ホッホッホ スカウト「そうですか!よろこんで御参加頂けるなら何よりです!! 勿論、機材その他は最高の物を用意させて頂きますのでッ!!」 モバG「はいはい、よろしくおねがいしますよ」 続きを読む