転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1428929217/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/13(月) 21:46:57 ID:PyN6GFag とある漫画の世界── 作者「やぁ」 主人公「あ、どうも! お久しぶりです!」 主人公「あなたがここに来るなんて……何年ぶりですかね」 主人公「たしか、よほど集中しないとここには来れないはずじゃ……」 作者「うん、そのとおり」 作者「実は困ったことになってね。キミに相談をしに来たんだ」 主人公「困ったこと? いったいなんですか?」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/13(月) 21:50:53 ID:PyN6GFag 作者「それを話す前に、少しおさらいしておきたい」 作者「この漫画は、悪の大帝国に挑むレジスタンスの戦いがテーマだ」 作者「そしてキミはレジスタンスの集団に新兵として参加し」 作者「メキメキ頭角をあらわしている」 主人公「そのとおりです」 主人公「この間も俺の活躍で、帝国基地を一つ潰しましたしね」 主人公「もちろん、あなたがやらせた(描いた)ことなんですが……」 主人公「そしていよいよ、帝国軍精鋭との戦いが始まろうというところです」 主人公「物語としては、ここからが本番ってところですね」 作者「そう、そのとおり……ストーリーはどんどん盛り上がっている」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/04/13(月) 21:52:17 ID:PyN6GFag 主人公「──あ、そうか!」 主人公「もしかして、困ったことというのは、今後の展開に悩んでいるのでは?」 主人公「俺はだいぶ強くなったといってもまだまだ発展途上だし」 主人公「逆に帝国はあまりにも強大……。どうすればいいんだ、と」 作者「いや、そうじゃない」 作者「ボクが悩んでるのはもっと単純……いや、基本的なことなんだ」 主人公「基本的?」 作者「実は、読者の意見の中で……『この漫画には名言がない』ってのがあったんだ」 主人公「名言……ですか」 続きを読む