転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1413387196/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/16(木) 00:33:16 ID:E.l0OOtA 旧校舎三階は今日もひと気がない。 夕焼けに照らされた廊下は埃とカビのにおいがする。 その三階の階段から二番目の教室が地学部の部室。 私と先輩の部屋。 立て付けの悪い扉を開くと、望遠鏡と石のサンプルが収まった棚が並んでいる。 もとは地学準備室だったそうで。 そんなことはどうでもいいけれど。 私は地学なんぞに興味はない。私が興味があるのは先輩だけ。 あの、小さくて可愛らしい、私の先輩。 そうですこの部には勧誘する先輩がかわいらしくて入ったのです。 いじましくて、私のものにしたくって。 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/16(木) 00:36:29 ID:E.l0OOtA 幸い、地学部は人気がなかったので、部員は私と先輩の二人きり。 クラスメイトに地学部と言っても、そんな部活あったっけ? だ。 名簿を見る限り、幽霊さんはいるようだけれど一度も見たことはない。 放課後に集まるのは二人だけ。 二人だけで活動したり、勉強したり、主に駄弁ったりしていた。 なんとなくいい雰囲気。 先輩は笑顔もすてきなのだ。 その間も私が先輩を狙っていたのはもちろんのこと。 徐々に外堀を埋めて、落としてやろう、と。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/16(木) 00:39:33 ID:E.l0OOtA だから、先輩から告白されたときは驚いた。 先輩のような可愛らしい人が、こんなひょろ長女に惚れるとは! 驚いて、混乱して狂喜して暴走した。 返事もせずに思いっきり抱きしめて、慌てる先輩の唇を塞いで、そのまま押し倒しておいしく頂いてしまった。 しまった、と思った時には後の祭り。 ドロドロのグチャグチャになった先輩が転がっていた。 やっちまったぜ……フヒヒ、とそんな次第。 実は色々あって私の性癖はすごく歪んでしまっていたのでしたウフフ。ご愁傷様です先輩。 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/16(木) 00:44:35 ID:E.l0OOtA それが2ヶ月前の話。 それから私と先輩はお付き合い、というか主従というか、飼い主とペットというか。 そんな関係になりました。 あとは性欲に満ち溢れた高校生同士、毎日猿のようにサカってます。 ってなことはなく、いや、最初のころはそうだったのだけれども。 ここ一週間というもの訳あって私は先輩に指一本たりとも触れていない。 おかげで禁断症状が出そうだ。 一日中瞳孔開きっぱなしだ。 クラスメイトに心配されたようだけれど、あまり覚えていない。 キメてんじゃねえ、切れてんだよ先輩が。 続きを読む