日本にとってマリ戦の最大の収穫は、間違いなく中島翔哉の活躍だった。 入団1年目のポルティモネンセで輝きを放ってA代表に初招集された23歳の新進気鋭は、1点ビハインドだった60分、宇佐美貴史に代わって左ウイングに入って代表デビューを飾る。当初はサイドに張り気味だったが、徐々にいわゆる「ハーフスペース」でプレーする時間を増やしていく。これがハイパフォーマンスの大きな鍵となった。 ハーフスペースとは、ピッチの横幅を縦に5分割した時、大外よりもひとつ内側のエリアのことを指す。どんなチームも守備側は失点に直結する可能性がもっとも高い中央のレーンを強固にするが、このハーフスペースはSB、CB、セントラルMFの誰がマークに付くのかがやや曖昧になる。それゆえ、攻撃側にとってはボールを受けやすいし、フリーにもなりやすい。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180324-00037640-sdigestw-socc 続きを読む