転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521449741/ 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/14(火) 01:27:18.93 ID:MM0XByh4o ※キャラ崩れ注意。 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/14(火) 01:28:11.25 ID:MM0XByh4o 大石泉は聡明な少女だ。年齢の割に、という枕詞は必要ではないし、大人顔負けに賢い。貴女は天才です、と言われると恐らくはそんなことはないと否定をするのだろうが、間違いなく大石泉という少女は、天才に分類されるだろう。 なので、クールにどんな状況だって乗り切れる。だって天才なのだから。 ──さくらとありすちゃんが両隣りで牽制しあっているこの謎の状況を乗り切れたら、私は天才かもしれない。 普段ならば天才なんかではないと謙遜をするであろう彼女をして、乗り越えることができればきっと私は天才に違いない、と自認するような状況だった。 泉の左腕にぎゅっと抱き付いて、ありすに睨みきれていないのでまったく怖くない目線を送るさくらと、それに対抗するまでもなく当然ですと言わんばかりに泉の右側にそっと、しかし確実に密着をして寄り添うありす。 ……いや本当、なにこの状況? 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/14(火) 01:28:38.15 ID:MM0XByh4o 泉はわけもわからず、頭の中では疑問符が大量に浮かんでいた。 いや、けっして本気でわけがわからないわけではない──というか、こうなった原因自体は知っている。何故なら経過があって、現在となっているわけで、その経過を体験してきているからだ。 さて、現状を整理するべく、実際にあった出来事を思い出すことにしよう。 ほわほわいずいずみみ~ん。 …………いや、この頭の悪い導入は無しで。 静かに頬を赤らめる泉だった。 続きを読む