転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1520139576/ 1: 名無しで叶える物語(カボス) 2018/03/04(日) 13:59:36.83 ID:BKz0Egaf ここはにこの家。弟や妹はママと外出中。 そのタイミングを見計らい、にこは1年生3人を自宅に招いていた――― にこ「じゃじゃーーん!いいでしょ、この指輪!」 凛「わあ!すごい!光輝いてるにゃ!」 花陽「にこちゃんすごい!なんていう宝石なの!?」 真姫「ふん、にこちゃんみたいな貧乏人が指輪なんて買えるわけないじゃない。ガラスよガラス」 にこ「ふふん、実はこの指輪はね、なんと200万のダイヤなのよ!!」 3人「200万!!?」 透き通るような石のついた指輪は、にこの左の薬指にはめられた。 2: 名無しで叶える物語(カボス) 2018/03/04(日) 14:03:47.97 ID:BKz0Egaf 真姫「う、嘘よ!!にこちゃんなんかがそんな高い指輪買えるわけないじゃない!」 にこ「ぬぅわんですって!!ママのつてでなんでも鑑定団に出てる人に鑑定してもらったから確かな情報よ!!200万のダイヤよダイヤ!!」 凛「すごい!!にこちゃん、その指輪どうしたのにゃ?」 にこ「ふふん、よく聞いてくれたわね。それは、聞くも涙、語るも涙―――」 にこ「助けた子犬がくわえてきたのよ!!」 花陽「コイヌガヒロッテキタノォ!!?」 にこ「にこは雨の日にけがをしている子犬を拾って手当してあげたのよ」 にこ「そしたら、後日その子犬が、その指輪をくわえてにこの家に来たってわけ」 にこ「まさに、子犬の恩返しにこ~♪」 凛「そんなことあるんだ!さすがにこちゃん!」 花陽「にこちゃんが優しかったから、その愛情が子犬さんに伝わったんだね」 にこ「でへへへへへへ~、これでにこも億万長者よ!」 真姫「………」 真姫は終始面白くないような顔をしていた。 3: 名無しで叶える物語(カボス) 2018/03/04(日) 14:07:06.73 ID:BKz0Egaf 花陽「ねぇねぇ真姫ちゃん、真姫ちゃんの宝石コレクションにもそんな高い指輪ないんじゃない?」 真姫「っ!!!そんなことないわよ!200万のダイヤなんてクズよクズ!私がちょっとパパにおねだりしたら一発で手にはいるわ!」 凛「またまたぁ~wwww真姫ちゃん高校生じゃんwww普通の親はそんなの与えないにゃwww」 にこ「ホラホラ真姫ちゃんwwwwwww200万よ?www羨ましいでしょ~~wwww」 真姫にダイヤの指輪を見せびらかすにこ。真姫の顔は真っ赤だった。 真姫「なんですって!!見てなさいよ!そんなゴミダイヤよりももっと高価な指輪をパパに買ってもらうんだから!!」 にこ「ふふふ、強がっちゃって真姫ちゃんwwww」 真姫「見てなさいよ!!」ダダッ 真姫は怒りながら玄関に向かい、帰っていった。 続きを読む