1: 音無さん 2018/03/06(火) 23:07:28.47 日本マイクロソフトの元社長で、現在は書評サイト「HONZ」を手掛ける成毛眞さんは、30歳頃に「今でいうところの発達障害かもしれない」と気づいたそうだ。 当時の成毛さんはマイクロソフト日本法人の事実上のトップで、かのビル・ゲイツとは年に数回、顔を合わせる機会があった。 そんななかでビルのことを「なんだか、この人おかしいぞ」と思うようになった。会議中に1時間でも2時間でもずっと身体を揺らし続けていたり、 会話の比喩表現がわからずストレートに受けとめてしまったり。「ビルは名門のハーバードで学んだにもかかわらず、どういうことなのか」と調べたところ、 発達障害のひとつの「アスペルガー症候群」に行き当たったそうだ。同時に「もしかして自分も?」と、自身を振り返らざるをえなくなったと、 著書『発達障害は最強の武器である』(SBクリエイティブ)で告白している。成毛さんは自分に対して、 長時間落ち着いて座っていることができない「多動性」 思ったことをすぐに言動に移してしまう「衝動性」 忘れものをよくする「不注意」が、ADHD(注意欠如多動性障害)の症状の三本柱だ。チェックをしていくと、そうした基本的な傾向はもちろん、細かな項目にも私は多々当てはまる。 と思うようになったものの、現在に至るまで、正式な医師の診断を受けたわけではない。あくまで自己診断で、そう思っているに過ぎないのだ。だから 深刻な発達障害の症状に苦しんでいる人たちからすれば、「ふざけるな」と思われるかもしれない。そんなお叱りを受けることを重々承知のうえで、それでも、この本を書くことにした。 とも言っている。その理由は、 大人になってから発達障害かもしれないと気づき、社会とどう折り合っていくか悩んでいる人たち、もしくは自分の子どもが発達障害かもしれないと不安を抱えている人たちに、 「ADHDはもし矯正しなくて済むものなら、矯正しないほうが幸せに生きられる」 というメッセージを伝えたかったからだそうだ。 この本で成毛さんは、人と視線を合わせるのが苦手だったり、テレビを連続して観られるのは30分番組ぐらいまでで、 興味や関心があちこちに散らばってしまったりする自分の特性に触れながら、どのように今まで周囲の人や仕事と向き合ってきたかについて告白している。 「マイクロソフトの偉い人」として誰もが知るところだった成毛さんだが、 決して「ちゃんとした人」ではなかったことがよくわかる。 さらに「マイクロソフトの幹部会は病院送りの集団のようだった」と言っているように、IT業界にはビル・ゲイツだけではなく、 発達障害を抱えていると思しき人が多くいたそうだ。しかしながら「少し普通ではない人間が会社なり部署のトップにいることが、 成長を続けられる理由だと私は思う」と、型破りな人材がいることが企業にとってもプラスであると説いている。 https://ddnavi.com/review/439911/a/ hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1520345248 発達障害は最強の武器である (SB新書)posted with amazlet at 18.03.07成毛 眞 SBクリエイティブ 売り上げランキング: 1,934 Amazon.co.jpで詳細を見る