転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519402481/ 1 : ◆JDH1DmZBjFQa 2018/02/24(土) 01:14:41.76 ID:JTZYbvl30 P「あぁ、その通りだ」 仁奈「そんな、どーしてですか」 P「昨今の芸能界を見てみろ。生き残っては消え、生き残っては消え去りの繰り返しだ。そんな戦国時代を勝ち残っていくのにはブランドイメージという基盤が安定していることこそが大事なんだ。わかるだろ?」 仁奈「そんなの、仁奈にはわかんねーですよ……」 P「とにかく、今ある着ぐるみは直ちに処分しておくように。いいな?」 仁奈「どうしてもダメですか?」 P「駄目だ。事務所の方針にどうしても従えないのならアイドルを辞めてもらっても構わないんだぞ」 仁奈「仁奈、アイドルやめなきゃいけねーですか……?」 P「どの道を選択するかは君自身が選ぶことだ。それでは」 スタスタ 仁奈「うぅ……」 ???「まったーーー!」 2 : ◆JDH1DmZBjFQa 2018/02/24(土) 01:15:16.35 ID:JTZYbvl30 P「誰だっ!?」 友紀「さっきから話を聞いていたけどひどすぎるよ!前シーズン13連敗したキャッツよりひどいよ!」 P「フン、君か。大人しく事務所に従っていればいいものを……」 友紀「プロデューサー!ちょっと横暴すぎるんじゃないの!?」 P「誰になんと言われようが方針を曲げるつもりはない」 友紀「話くらい聞きなってプロd……」 バチーン!! 友紀「!?」 友紀(は、弾き返されたッ!今、確かにプロデューサーの肩に触れようとしていたのに……!なんでッ……?) P「ホコリがスーツについてしまったではないか。全く」 ゴゴゴゴゴゴゴ…… 仁奈「!」 P「話がそれだけなら今度こそ私は失礼させてもらうよ……」 スタスタ 友紀「あ、ちょプr」 仁奈「待ってくだせー友紀おねーさん!」 ガッシ 友紀「仁奈ちゃんどうして!プロデューサーが行っちゃうよ!」 仁奈「今行くのは危険でごぜーます。なんとなく、そんな感じがするですよ」 友紀「へ、なんで?」 仁奈「仁奈には見えたですよ。友紀おねーさんがプロデューサーに触ろうとした瞬間にバリアーみたいなのがこう、ぶわあー、って広がったのが!」 友紀「あはは、仁奈ちゃん。そんなことが起こるわけないんだよ。ファンタジーやメルヘンの世界じゃないんだから」 仁奈「信じてくだせー!」 友紀「うーん、困ったなー」 3 : ◆JDH1DmZBjFQa 2018/02/24(土) 01:15:59.45 ID:JTZYbvl30 みく「いや、そのファンタジーやメルヘンは実在するにゃ」 仁奈「みくおねーさん!」 友紀「どーゆーこと?」 みく「百聞は一見に如かず、にゃ。まずはこれを見てほしいにゃ」 スゥー… みく「『しっぽのきもち(フィーリング・キャッツ)』!」 ズバァン・・・・・・ウニャーー! 仁奈「すげー!でっかいネコさんだー!」 友紀「えっ?えっ?」 みく「やっぱり友紀チャンには見えないんだね」 仁奈「どーしてだー?」 みく「いい?仁奈チャン。この能力はね、生き物と心を通わせた者のみが扱える能力!他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在だにゃ。見る事も同じような能力を持つものにしか許されないにゃあ」 友紀「嘘でしょ」 みく「う、嘘じゃないにゃ!」 友紀「だってあたしの目には何も見えないしー」 みく「わかったにゃ……じゃあ証拠を見せるにゃ」 続きを読む