香川真司がヨーロッパの地を踏んだのは今から8年前のことだ。日本からやってきた21歳の青年は、2010年のサッカー界を驚かせた。 ドイツ人たちはその技巧に魅せられた。屈強なディフェンダーの隙間を、森の子ぎつねみたいにするすると抜けていく。なんだかすごい日本人がいるという話は国境を越え、英国にも、イタリアにも、もちろんスペインにも伝わった。 レアル・マドリーの監督だったジョゼ・モウリーニョにロンドンで会ったことがある。 「あのとき、私は本気で香川を獲得しにいったんだ」 そう打ち明けられたときは驚いたものだ。 ドルトムントの香川は、レアル・マドリーが、モウリーニョが、噂ではなく、本気で獲得に動くほどのインパクトを秘めていた。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180220-00829976-number-socc 続きを読む