転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1497015657/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/06/09(金) 22:40:57 ID:m1lLka2w 薬草屋はかつて…… 一人の戦士だった…… 戦士「僕も、ここまでか……」 傷付き倒れ…… 死を覚悟したその時…… 彼は救われた…… 戦士「これは……」 無造作に生えていた…… 一本の薬草に…… 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/06/09(金) 22:42:02 ID:m1lLka2w 彼は薬草で傷を癒やし…… どうにか逃げ延びた…… だが彼は…… 剣を捨てた…… なぜなら…… 剣だけでは…… 誰の命も救えないと気付いたから…… だが生きる以上は…… 働かねばならない…… だから彼は…… 薬草屋を始めた…… 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/06/09(金) 22:43:41 ID:m1lLka2w 薬草屋「薬草ありますよ!」 旅人「1つ貰うよ」 薬草屋「毎度あり!」 薬草屋「薬草ありますよ!」 冒険者「間に合ってるよ」 薬草屋「必要な時はいつでも言ってください!」 薬草屋「薬草ありますよ!」 僧侶「回復魔法がありますので」 薬草屋「そうですか……」 薬草屋は…… あまり儲からなかった…… 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/06/09(金) 22:44:32 ID:m1lLka2w なぜなら薬草は…… 回復量が少ないし…… かさばるし…… 変な匂いするし…… ていうか薬草屋って何だよ…… 道具屋じゃねえのかよ…… いいから聖水売ってくれよ…… キメラの翼ねえのかよハゲ…… ハゲてねえし…… とにかく薬草は…… 人気がなかった…… 続きを読む