転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485360311/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/26(木) 01:05:11 ID:tCDtQHVs < 氷魔女の家 > 氷魔女「氷魔法使いは常に冷静でなければならぬ」 見習い魔女「はいっ!」 氷魔女「冷静になれば、魔力で生み出したこの氷の板を100枚並べることすら容易い」 氷魔女「よく見ておくがいい……」スッスッ… 順調に氷の板を立てて並べていく。 見習い魔女「すごいすごい! あと10枚で100枚ですよ!」 氷魔女「あ、あと10枚か……!」ハァ…ハァ… 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/26(木) 01:07:12 ID:tCDtQHVs 氷魔女「95枚……96枚……」スッ… 見習い魔女「先生、しっかり!」 氷魔女「きゅ、97……」プルプル… 次の瞬間―― パタタタタタタタタタタタタッ… 氷魔女「あ……あああああああああああっ……!」 100枚を目前にして、氷の板は全て倒れてしまった。 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/26(木) 01:09:57 ID:tCDtQHVs 氷魔女「また……失敗か」ガクッ 氷魔女「私はどうして、肝心な時になると冷静さを失ってしまうんだ……」 見習い魔女「……大丈夫ですよ! きっといつか100枚立てられる日が来ますよ!」 氷魔女「励ましてくれるか……ありがとう」 見習い魔女「それと、今日は山を下りて町に行く日ですよ」 見習い魔女「元気を出して、さっそく準備しましょう!」 見習い魔女「先生の魔法を必要としてる人はいっぱいいるんですから!」 氷魔女「うむ……そうだな」 続きを読む