転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1383993203/ 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/09(土) 19:37:57 ID:6Mx9FMXc 季節は冬。吐く息は白くなり、地面も白くなり、リア充のムードはピンクになる季節。 なに、なんなの、冬は? 気温は冷たく、小町の目はクリスマスやらなんやら、恋愛事関連の行事が近づくたびに生暖かくなり、雪ノ下の目は冷たい。あ、最後のは何時もだった。 つーか、なんで冬って、恋愛事の行事多いの? 何か冬になってから、カップル増えてない? 総武線だけで、5組くらいのカップルみたぞ。 くっつくとあったかいねじゃねーよ、暖房ガンガン効いてるから、むしろ暑いわ。むしろカップルのせいで熱いまである。 べ、別に悔しくなんてないんだからねっ!本を読むのに邪魔だっただけなんだからっ! 邪魔って言われた事は多数あるが、思ったことがあんまりない俺でも邪魔だと思った。嘘です、結構思ったことあります。 3: ガイルです。 2013/11/09(土) 19:39:21 ID:6Mx9FMXc 邪魔って字体だけみるとかっこいい、材木座あたりが喜びそう。 そんなどうでもいい事をつらつらと考えながら部室へとむかい、特別棟にはいって、部室が見えてきたあたりで、コツコツコツコツ少し早歩きの様な足音が聞こえ、真後ろで、止まった。 その時点では、無視しようかどうか、悩んでいたのだが 「おい、比企谷」 と、呼ばれたので、仕方がなく、なんですか、と言いつつ振り向こうとした瞬間に首元をつかまれ、連行された。 なに、なんか怖いんですけど。 そして、そのまま、ズルズルと生活指導室まで引きずられた。 俺を引きずってここまで、連れてきた張本人は、あっけらかんとはしておらず、むしろ怒っているようだった。おこだよ! 俺は口をひらいて 「で、どうしたんすか、平塚先生」 「どうしたはこっちの台詞だ、比企谷」 と言うと、なんだこれは!と言わんばかりに、プリントをつきつけてきた。 4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/09(土) 19:40:28 ID:6Mx9FMXc そのプリントには 『自分の考える進路 一人はみんなのために。 みんなは一人のために。 この言葉ほど嫌悪感を覚える言葉はない。 このような言葉を発する人々は基本、みんなを取り違えているのだ。 みんなとは本当の意味でみんななのではなく、自分の役に立つ、そうでなくても、仲の良い友人など指す。 それを平然と、みんなのため、という、一見正論に取り繕ったエゴの塊をそれ以外の人に振りかざす。 それも自覚がないので、尚更たちが悪い。 そうして、好き好んで一人でいる人はさらに隅へ隅へとおいやられ、挙句には居場所がなくなる。 そのような事にならない為にも、好き好んで一人でいる人はその他大勢と距離を置くべきである。 つまり社会にでなければよいのだ。 だから、専業主夫こそ唯一無二で、完全無欠、パーフェクトな将来の夢と言えるあろう。』 とかいてあった。というか、昨日俺が書いた。 続きを読む