転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515590361/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:19:21.84 ID:6MQSXRN20 陽炎「何でそんなことするのよ?」 秋雲「いやー、実はこの前ちょっと聞いた話なんだけどさー」 陽炎「聞いた話?」 秋雲「うん。この前さ、別の鎮守府の駆逐艦が深海棲艦じゃなくて人間に連れ去られちゃったらしいんだよね」 陽炎「え、人間に? だ、大丈夫だったの、それ?」 秋雲「うん、その時は、超武装した夕張さんが乗り込んで、さみ…その駆逐艦の子を助けたらしいんだけどね」 陽炎「そ、そうなの…良かったわ」ホッ 秋雲(知らない鎮守府の娘をここまで心配するなんて、やっぱり陽炎は優しいねー) 陽炎「で、それと私が駆逐艦を部屋に連れ込むのと何の関係があるの?」 秋雲「あー、んっとね、まず、その駆逐艦が連れ去られちゃった経緯を説明するね」 秋雲「その駆逐艦の子はお買い物しに街に出てたらしいんだよね」 秋雲「そんで、その子が買い物している途中に道の上で困っている女性を見つけて…」 陽炎「ふむ、まぁ、よくある話ね」 秋雲「で、その困っている女性はコンタクトを落としちゃったらしくて、その駆逐艦の子はそれを探す手伝いをしたらしいんだよ」 陽炎「優しいわね、その子」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:21:10.94 ID:6MQSXRN20 秋雲「うん、そんでまぁ、そのコンタクトは見つかったらしいんだけどね」 秋雲「その後、そのコンタクトを落とした女性がその駆逐艦の子に『お礼をしたいから、ちょっとそこまで来て欲しい』って言ったらしいんだよね」 陽炎「ん…それ、ちょっと怪しいわね」 秋雲「そうでしょ? でさ、その駆逐艦の子も最初は断ったらしいんだけどね」 秋雲「その女性の人が『お礼をしないと気が済まない』って結構強引な感じで、それに加えて、その女性がかなり綺麗で優しい雰囲気だったらしくて、その駆逐艦の子は『まぁ、ちょっとなら…』って感じで着いて行っちゃったらしいんだよね」 陽炎「あちゃー…それはダメね。よく言うでしょ、美女は野獣って」 秋雲「え、うん」(ちょっと間違ってる気もするけどなー) 秋雲「それで、まぁ、その後はお察しの通り、車に連れ込まれて…そのまま部屋に…ていう訳なんだけどさ」 陽炎「なるほど…それで、その後夕張さんが超武装してその駆逐艦の子を助けに行ったのね」 秋雲「うんうん、そういう訳なんだ」 秋雲「で、秋雲さん思ったんだけどね。秋雲達の鎮守府の駆逐艦もそういう事がないように訓練しといたほうがいいんじゃないかなって思ったのさ!」 陽炎「あー、大体予想がついたわ。つまり、私が駆逐艦を部屋に連れ込もうとして、その駆逐艦の子がちゃんと断れるかを試すのね!」 秋雲「そそっ!」 陽炎「でも、なんで私なのよ?」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:23:04.42 ID:6MQSXRN20 秋雲「ぅえ゛っ!? ま、まぁ、秋雲の姉だし? 一番頼みやすかったからね」 陽炎「ふーん…まぁ、いいわ。手伝ったげる!」 陽炎「ん‥‥そういえば、私は知らない大人の人でも何でもないけど大丈夫なのかしら?」 秋雲「えっ!? え、えっと…と、とにかく、部屋に2人っきりになったりするのは危ないんだよ! ってことを知ってもらうだけでも違うと思うのさ!」 陽炎「ふ~ん…まぁ、確かに警戒心はあって悪い事じゃないからね、手伝うわ」 秋雲「マジ!? さーんきゅっ!」(よしよし、これで陽炎の動きをこっそり観察してネタを補充できるっ!) 陽炎「あ、ちょっと真似しないでよ!」 秋雲「えー、秋雲さん、分かんなーい」キャピッ 陽炎「はぁ…まぁ、いいわ。でも、正直自信ないわね…」 秋雲「いやいや、陽炎ならいけるって!」 陽炎「そうね…でも、万全を期したいからちょっと私の部屋で打ち合わせしてくれない?」 秋雲「ほほーぅ…そういう事なら秋雲さん手伝いますよー!」 陽炎「それじゃ、行きましょ?」ニコッ 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:39:44.16 ID:S9HOEEhr0 この自然な誘い方、かなり慣れてますね 5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:54:13.34 ID:PN4TF2xBo ほいほい付いていって大丈夫か? 続きを読む