前半戦17試合でわずか207分。ブンデスリーガのクラブに所属する日本人9選手で、原口元気のプレータイムは2番目に少なかった。もちろん、実力が著しく不足していたわけではない。昨夏の移籍市場で期限ぎりぎりまで去就が定まらず、まずはプレシーズン中にチーム内での地歩を固められなかった。ベンチメンバー入りさえ危ぶまれる状況下で、開幕5試合のうち4試合で途中出場ながらピッチに立てたのは、新加入のデイビー・ゼルケやヴァレンティン・ラザロらアタッカーがケガで出遅れていたからに他ならない。 ただ、そのチャンスで地道にアピールし、第7節のバイエルン戦で今季初スタメンを飾る。この王者との一戦で大仕事をやってのける。0-2で迎えた51分、左サイドから鋭いドリブル突破を仕掛けると、ドイツ代表の3人衆(キミッヒ、ボアテング、フンメルス)をかわして、オンドジェイ・ドゥダによる追撃の一撃を好アシストしたのだ。87分に交代するまで攻守に奮闘し、ブンデスリーガ公式サイトでMOMに選出された。 前半戦の結果:7試合出場(先発2)・0得点・1アシスト チーム内の序列:サイドハーフの5~6番手 前半戦採点:45点。第7節のバイエルン戦以外に見せ場はなかった https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180111-00000025-goal-socc 続きを読む