転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513083552/ 1 : ◆Xk..svTef9j1 2017/12/12(火) 21:59:12.57 ID:roXtyUv90 タイトル通り、咲-Saki-旧白糸台SSです 少し頭のおかしい宇野沢さんがるねさんを手籠めにしようとするお話になります。 2 : ◆Xk..svTef9j1 2017/12/12(火) 22:00:33.58 ID:roXtyUv90 私、宇野沢栞には好きな人がいます。 彼女と出会ったのは一年生の頃、麻雀部に入部したとき。 ちょうど一年前のことです。 けれど部活中に少し話す機会があるくらいで、一年かけてもあまり仲良くはなれませんでした。 学年が違うことや、お互い弱いなりに真剣に麻雀に取り組んでいたこともあって、なかなかお近づきにはなれずにいたのです。 運が巡ってきたのは、私が二年生になったばかりの春のこと。 彼女が三年になり、新入生が入ってきて数日が過ぎたころ。 少し変わった一年生、宮永さんに誘われて入ったチームで、一気に距離を縮めることに成功したのです。 それからなんやかんやとありまして、新チーム結成から一週間が過ぎる頃には、憧れの彼女、渡辺琉音先輩のことを―― 栞「るねさん」 と、下の名前で呼べる程度には、親しくなれていたのでした。 るねさんも私のことを、まるで妻か何かのように『しおりィ』と呼びます。 二人で買い物に出かけたり、パンケーキを作ったり、一緒に宮永さんを餌付けしたり、これはもう充分に仲の良い先輩後輩の関係といえるでしょう。 ここまで仲良くなれたということは、つまりはキスくらいしても全然かまわない関係、ということです。 キスしてもOKだよ、しおりィということです。 るねさん、私のことを誘っているのだと思います。 3 : ◆Xk..svTef9j1 2017/12/12(火) 22:01:33.25 ID:roXtyUv90 そう気づいてしまった私は、ここ数日、眠れない夜を過ごしていました。 早く彼女の唇をむさぼりたくて、辛抱堪らなくなってしまったのです。 何度も何度もるねさんとのキスを想像して自分を慰めましたが、そろそろ我慢の限界が近い感じ。 そこで私は、餌付けに成功した宮永さんに助力を請い、るねさん攻略作戦を敢行することにしたのでした。 琉音「んだよ、こんなとこに呼び出して……」 放課後、場所はとある空き教室。 チームのことで相談があると呼び出し、先に教室に来ていたるねさんに背後から声をかけました。 まどろっこしいのはるねさんも嫌いでしょうから、さっそく行動に移ります。 こちらに向き直る彼女につかつかと歩み寄り、右腕で腰を抱き寄せ、左手を腋の下から背中に回し、後頭部を固定します。 琉音「……!? なっ、おいしおり……?」 背丈はるねさんのほうが若干高いですが、背伸びが必要なほどの身長差はありません。 問題は私自身の胸です。 私の平均よりは大きな胸がるねさんへの接近を阻みますが、思い切り押し付けて無理にでも間合いを詰めます。 私の胸がるねさんの胸を、るねさんの胸が私の胸を、互いに圧迫しあいます。押し合いへしあい圧迫祭りです。 この感触もまたずっと味わっていたい甘美なものでしたが、いまはキスです。 突然の抱擁に驚き、体を硬直させたるねさんの唇を、そのまま一気に奪ってしまいます。 いただきます。 ぶちゅう。 琉音「~~~~っっ!?」 栞「んむ、はむ、あむ」 続きを読む