転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505295067/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/13(水) 18:31:07.38 ID:k2pCEBKbO ~♪ ~♪ エルヴィン「……ふぅ」 エルヴィン(音楽室……今日もたまたま通りかかったから寄ってみたが……やはりここは落ち着くな) エルヴィン(ピアノ……戦車道全国大会の後の宴会では一種の演出として弾いたが……改めて聴かせるには腕が足りてなくて恥ずかしいな) エルヴィン(……まあ、再度学び直すということも無いだろうがな) 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/13(水) 18:34:02.37 ID:k2pCEBKbO ガラ…… エルヴィン「っ……?」ビク カエサル「あ……エルヴィン、やっぱりここに居たのか」 エルヴィン「カエサル……?」 カエサル「2人とも心配してたぞ?忘れもの取りに行って、すぐ戻るって聞いてたのに全然戻ってこない……って」 エルヴィン「す、すまない……少しだけ寄り道するつもりが……」 カエサル「や、平気だ。ほかの2人には先に帰るように言っておいたぞ。置いていったエルヴィンの荷物も持たせて置いたから」 エルヴィン「色々とすまないな……手間を掛けさせて」 カエサル「いいんだ。それに……最近ここでエルヴィンがピアノ弾いてるの知ってたし」 エルヴィン「き、聴いてたのか……?」 カエサル「まあな。ちょっとだけ」 エルヴィン「う……盗み聴きとは悪趣味だな」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/13(水) 18:35:05.03 ID:k2pCEBKbO カエサル「はは、ごめんごめん。まあせっかく今こういう状況なんだし、良かったらピアノ聴かせてほしいんだ」 エルヴィン「はぁ……」 エルヴィン「……期待してる程の腕はないぞ」 カエサル「私にとっては、エルヴィンがどれ程の腕でも十分凄いと思うんだが?」 エルヴィン「仕方ないな……」 エルヴィン(普段だったら絶対聴かせることはないのに……こいつの言葉には調子を狂わされるな) 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/13(水) 18:36:25.89 ID:k2pCEBKbO ……~♪ ~♪ カエサル「……そういえば、こうしてしっかり聴くのは全国大会の後の宴会以来か」 エルヴィン「若草物語か……確かあの時が初めての披露だったな」~♪ カエサル「そうだな、あの時はエルヴィンがピアノを弾けるって初めて知って……驚いたよ」 エルヴィン「昔多少嗜んでたくらいだから、腕は落ちてると思うぞ」~♪ カエサル「またそういうこと……腕なんて関係ないって、聴いた人がどう思うかが重要だろ?」 カエサル「……少なくとも、私は好きだぞ、エルヴィンの弾くピアノ」 エルヴィン「……全く」ハァ 続きを読む