転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511865347/ 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/28(火) 19:35:47.77 ID:nFkpYmF90 PCゲーム、ゆゆゆい、のわゆ、読み切り小説等のネタが多少含まれています 時間軸的には勇者の章1話前後です 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/28(火) 19:38:00.35 ID:nFkpYmF9o *ある日・三人での部室 乃木園子「わっしー……私眠いんよ……」ウツラウツラ 東郷美森「そのっちが眠そうにしているのはいつものことだけれど、今日は一段と眠そうね?」 園子「昨日は十時間しか、寝てないんよ……」 美森「それは寝過ぎよ、そのっち。九十分周期に睡眠を組み込めていないのと睡眠過剰で眠くなっているのよきっと」 園子「それは言わないお約束だよぉ、わっしー」 結城友奈「……」 友奈「ねぇ、東郷さん。園ちゃんがわっしーって呼んでいる由来は今更だけど聞いても良いのかな?」 美森「もちろん構わないわよ、友奈ちゃん。──私は昔、小学6年生の時分に、鷲尾という親戚筋の養子となったの。その際改めた名前が鷲尾須美になるわ」 園子「当時の勇者は大赦の身内でやっていかなければならなかったからね。名家である鷲尾家はどうしても勇者の素質のあるわっしーが欲しかったんだよ」 友奈「そう、なんだ……。そ、それじゃあ私も東郷さんのことを須美ちゃんって呼んじゃったり、なんて──」 その時、東郷美森に電流が奔る! 記憶にないはずの思い出(詳しくは花結いのきらめきをよろしくな!)が須美の頭の中を駆け巡ったのだった! 美森「友奈さん! 今からでぇとに行きましょうか!?」ガバッ 友奈「と、東郷さん……?」 園子「わっしー、ゆーゆに近づき。あと、鼻息荒くてちょっと怖いよ?」 美森「ご、ごめんなさい友奈ちゃん。新鮮な呼ばれ方だったものだからちょっとだけ興奮しちゃった」ハァハァ 友奈「そ、そうなんだ。……ええと、須美ちゃん?」 美森「はい! 友奈さん!! どこまでもお付き合いさせてください!!」クワッ 園子「……人様にお見せできない顔になってんるよ、わっしー……」 ……うん、須美はこういう奴だったな 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/28(火) 19:42:36.66 ID:nFkpYmF9o *ある日・東郷宅 美森(返ってきた私たちの供物……。だけれど、これは本当に私たちのものなの?) 美森(端的に言えば、自分の肉体で五感のはずなのに"慣れる"のに時間が掛かり過ぎだったように思うのだ) 美森(例えば夏凜ちゃん。彼女の満開時期を考えれば、私の足のように筋力が衰えていることは考えづらく供物返還と共に歩行可能となっていてもおかしくないのではないだろうか?) 美森(もちろん神樹様の行うことを現実の事象と照らし合わせることは無為であるのだけれど違和感はどうしても付きまとう。現に私の記憶だって──) 美森「……はっ!」 その時、東郷三森は天啓を得た! 美森「もしかしてこれは──"供物返還がちゃ"と言うものなのかしら!?」 美森(返ってきた供物に違和感があるのは、そう! 神樹様が他の子と取り違えてしまったに違いないわ!) ガチャって、須美……・ あと、それだと随分おっちょこちょいな神樹様になってしまうぞ? 美森(足の機能を供物として捧げたのは私、そのっち、夏凜ちゃん、そして──友奈ちゃん!) 美森(つまり、この足の機能は! 友奈ちゃんのものなのかもしれない!!)スリスリ ……おめでとう! 須美は脚フェチに進化した! と言うかさ、考えてみれば神樹様こそ脚フェチなのかもしれないよな 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/28(火) 19:46:56.52 ID:nFkpYmF9o *ある日・夏凜の家 美森「友奈ちゃんの立ちくらみが心配なの……」 三好夏凜「友奈自身は大したことがないって毎回言っているけど確かに気になるわよね」 美森「あまり考えたくないことなのだけれど、立ちくらみの間、実は樹海化が起きていて、友奈ちゃんが一人でバーテックスと戦っているなんてことを最近考えてしまうの……」 夏凜「そ、それはちょっと飛躍し過ぎじゃない? 第一、そんな大事を秘密にするような子じゃないでしょうよ」 美森「もちろん、私も分かってはいるのだけれど、どうしても考えが頭を過ぎってしまって……」 夏凜「そもそも、私たちの身体って前より疲れやすくなっているわよね? だから、友奈の立ちくらみもその部類じゃないの?」 美森「……やっぱり夏凜ちゃんも自覚していたのね。でもね、夏凜ちゃん! 例えば、友奈ちゃんが過去の世界に行って今も戦っていたりとか、考えたりすることはない?」 夏凜「流石にないわよ! でも、ええと、高嶋友奈だっけ? 園子の家の倉にあった書物に書かれていた先代勇者の名前。あれが友奈本人かもしれないって東郷は思っているってこと?」 美森(そう、二冊目の勇者御記には友奈ちゃんと同じ名前の勇者が居て、そこではきっと仲間の勇者と共に──)プルプル あー、ここから少しだけ須美の妄想が入るッス ■■■『高嶋さん。今日は一緒にこのゲームをしましょう』 友奈(アホ毛)『わくわく、どんなゲームかなぁ。何だか可愛い女の子の絵がいっぱい描かれているね、■■ちゃん』 ■■■(高嶋さんと二人で恋愛ノベルゲーム……なんて罪深い行為なのかしら! だけど、もう引き返すことなんて出来ないわ!)ドキドキ 美森「そして遊んでいるうちに電子紙芝居に影響されて二人は良い雰囲気になるに違いないわ! それから、それから……っ!? ゆ、許すまじ■■■!!」 夏凜「お、落ち着きなさいって東郷! あと、■ってどう発音している言葉なのよ!?」 ■■さん、うちの須美がご迷惑をおかけしています 続きを読む