転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512793584/ 1: ◆eOoekVDkDM 2017/12/09(土) 13:26:24.66 ID:jmqWzX1v0 サーバル「ふああ……」木の上 しんざき「……」テクテク しんざき(あれ?ここは?………僕は何処へ?) サンドスターの輝きキラキラ サーバル「!?」耳ピコ尻尾ピクリ サーバル「っ……」ヒュオッ(跳躍) サーバル「ゃ」ザッ(着地) しんざき「!?」 テンテケテンテンテンテンテンテン、テテン!テンテケテンテンテンテンテンテン、テテテン! しんざき「うわあああぁぁぁぁ何かが走ってくる!!逃げなきゃ!」 サーバル「ぅぇひひひひ!ぇひひひ、あははは!ぅー!ぅうぃひひひ、ぃひひ、あーはー!うーぅ!おーーぉ!」追いかけ しんざき「うわあああああぁぁぁ」 サーバル「わーぁぁい!」 しんざき「何処だここっ、はぁはぁ、一体な、何がっ!?」 サーバル「狩りごっこだね!!負けないんだから!」 サーバル「みゃあ!……みゃあ!……みゃーっ!」 しんざき「まずいまずい、まずいって!どこかに隠れなきゃっ……」 ……… サーバル「あれ?隠れちゃった……」 しんざき「……(そろーり)……(カサッ)」 サーバル「あっ!そこだーぁ!」ヒュオッ(跳躍) しんざき「うわぁぁぁ」 テンテンテン!テンテンテン! サーバル「はぁはぁふぅ……捕まえた!」 しんざき「こ……ころ、殺さないでくださーい!」 サーバル「殺さないよー!コワイよー!?」 ----- 2: ◆eOoekVDkDM 2017/12/09(土) 13:33:38.26 ID:jmqWzX1v0 サーバル「ごめんね、あたし狩りゴッコが大好きで。あなた、狩りゴッコあんまり好きじゃないケモノなんだね。」 サーバル「えーっと、んと、そのー」 しんざき「こ………」ジー しんざき(大きな耳、ヒョウ柄のスカート、尻尾……コ、コスプレ……?) サーバル「あ、ちょっと元気になった?」 しんざき「いや………は、はい。若干」 しんざき「あ、貴女は?ここの方ですか?ここはどういったトコロなのでしょうか?」 サーバル「ここはタマズーロジカルパークだよ!」両手広げ しんざき「た、多摩動物公園!?」 しんざき(そんなバカな。ここは一般的にサバンナと言われる地域に見える。) サーバル「私はサーバル!この辺は私の縄張りなの!」 しんざき(そのうえ……サーバルだって?) しんざき「僕はしんざき。」 サーバル「しん……ざき?しんざき!しんざき!!」 しんざき「君のその尻尾と耳はここでは標準的な格好ですか?」 サーバル「どうして?何か珍しい?」猫の手ポーズ サーバル「あなたこそ尻尾と耳のないフレンズ?珍しいね!」 しんざき「ふ、フレンズ?」 サーバル「何処から来たの?なわばりわ?」 しんざき「なわばり?えっと基本的には日本の東京で過ごして居たのですけど……」 サーバル「とうきょう?とうきょう……分かんないや」 しんざき「そうですか、気付いたらこのサバンナみたいな場所に……」 サーバル「あ、昨日のサンドスターの影響かな?」 しんざき「サンド、スター?」 サーバル「そう。昨日、あの山から吹き出したんだよ?まだ周りがキラキラしてるでしょ?」 サーバル「そして、なんのフレンズか調べるには~……鳥の子ならここに羽!」ばっ しんざき「ちょっ」 サーバル「ない……フードがあれば蛇の子!でもない。あーれー?」 しんざき「あ、あの……」ドキドキ しんざき「フレンズって基本的にどう言った存在なのでしょう?」 サーバル「動物にサンドスターが当たって、キラキラぐにょーん!ってなって生まれるんだぁ。私もそうだよ。」 しんざき「動物から生まれる……?」 サーバル「あれ?あなたのその顔のキラキラは?」 しんざき「えっ?」スッ、顔に手を当てる しんざき「あ、ああ。一般的にはメガネかな。」 サーバル「めがね……メガネ!メガネッ!」 しんざき(変わった子だなぁ……メガネを知らない?……そんなまさか) しんざき「……掛けてみる?」 サーバル「駆ける?うん、良いよ。次は駆けっこだね!駆けっこもだーい好き。」 しんざき「あ、いや、駆けるのではなく、いえ、走るわけではなくて、これを」スッ サーバル「えっ、それ外れるの~!?」 しんざき「サーバルさんは変わった方ですね。メガネをどうぞ。若干ゃ度がキツイかも、あとフレームも合ってないし」 サーバル「にゃ……にゃ……」ちょんちょん(サーバル警戒中) 3: ◆eOoekVDkDM 2017/12/09(土) 13:36:07.13 ID:jmqWzX1v0 しんざき「ここの多少太くて微妙に曲がっているところを……こっちの耳に乗せてください。」 サーバル「………こう?…!?!?う~わ~っ目が~ぁ……」仰向けにバタリ しんざき「!!」 しんざき「サーバルさん!大丈夫ですかっ!?」あせあせ サーバル「みゃ~……じめん……じめんが無いよ~~」バタバタ しんざき「スミマセン。今、外します。目を閉じてジッとしてて。」 サーバル「うん……」 しんざき「……(スッ)。……もう大丈夫。目を開いてください。」自分にメガネを掛ける サーバル「!!……」バッ サーバル「すっごーい!なに今の!?今のな~に?」 しんざき「え、ああ、スミマセン。今のがメガネなんです。目が不自由な人が掛けると見える様になるんですけど」 サーバル「へ~、メガネってすごいんだね!私はなんだかバターンってなっちゃったけど」 しんざき「とても目が良いんでしょうね。悪い事してしまいました。」 しんざき「サーバルさんって、好奇心が強くって、さっきも走ったり跳んだり、なんだかネコみたいですね。」 サーバル「うん私はサーバルだから!」 しんざき「ははは、……ってそうだ、僕迷子みたいなんです。この近くに交通機関はありませんか?」 サーバル「こうつうきかん?……分かんないや。でも迷子なら助けるよ!」 しんざき「ありがとうございます。なら街とか村とか知りませんか?」 サーバル「うう~、ごめんね?分からない事だらけで。でも図書館に行けば分かるかも!」 しんざき「図書館!?図書館って、基本的に本が沢山あって、あと本は借りられるので、本の好きな方が利用する場所?」 サーバル「ホン?図書館はハカセがいるところだよ?あと助手も!」 しんざき「博士!?博士なら東京への帰り道を!知識力ぅ~ですかね。」 しんざき「図書館はどう行けば良いんですか?」 サーバル「一緒に行こうよ。図書館への道は分かるから!案内するよ!行こう!行こう!」トコトコ しんざき「助かります、よろしくお願いします。」トコトコ サーバル「あれ?それまで何て呼べばイイのかなぁ……」振り返り サーバル「しんざきお兄さんで!!どーお?」 しんざき「はい。よろしくお願いします。サーバルさん。」 サーバル「しんざきお兄さん……」ポツリ しんざき「どうかしました?」 サーバル「なんだか不思議な感じがする。早起きしたからかな~?」 --------- 続きを読む