864: 大人の名無しさん 2009/10/20(火) 10:32:40 ID:x8jvs14h 今まで 旦那以外に話したことのない話。 私は小学5年生だった。 この年は 立て続けに 悪いことが起こった年だった。 四月のある日、父方の祖父が亡くなった。母と父は 私が四歳の頃に離婚してはいたが 少しだけ行き来はあった。でも父に後妻がいたため、病院のお見舞いすら 叶わなかった。 テレビでは 某歌手が 誰かの家で裸で亡くなったことが テレビのニュース で ひっきりなしに流れていた。その方が亡くなった日、私は11歳の誕生日を迎えた。 それから一か月位がたった頃だっただろうか、祖父(母方の)が 「○○○○(名前)が 船の上で死んだ。」 と 知らせてきた。私が住んでいる町は漁師町で遠洋漁業船が まだたくさんの魚を 港に あげていた。○○○○というのは、母の三番目の弟であり私達家族と数年間 同居 したことがあった。彼は生前、遠洋漁業の船にのっていた。母は気が動転してしまい 嘘だと思いこんでいた。 彼(おじ)の遺体は ケープタウンという、私達には縁がないような遠い外国にあるという。 その知らせを聞いた、私達や親族は 祖父の住む家に集まり、まだきつねにでも化かされたような、幻に 包まれな様な そんな気持ちでいた。 彼は 船室で自殺をしたという。首をつっていたそうだ。 私は生前の彼の奇行を思い出していた。 貧乏ゆすりが止まらない。階段の上から小銭をばらまく。食べ散らかしたお菓子。 私の弟を可愛がっていたのだが その腕にかみつく。(甘噛みではあるが) 私の自転車をどこかに置いてくる。貧乏ゆすりが止まらない時の彼の形相。 「おねえ、警察が来るから かくまって」 と言っていた 彼の顔。 私は彼が 以前警察に捕まっていたので(当時は何の罪かは知らなかった) それで そんなことをゆうのだろうと 思っていた。 だが そうではなかった。彼は 生前俗にゆう、‘ヤク中‘であったのだ。 続きを読む