転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511082260/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/19(日) 18:04:20.99 ID:StDMNQRe0 俺の名前は万丈龍我! 葛城巧殺害の罪を何者かに被せられた俺は、自分の冤罪を晴らすために政府の目から逃れようとした。逃亡中に正体不明の怪物、スマッシュに襲われるところを戦兎に助けてもらったんだが、そのまま逃亡生活を過ごすはめになっちまった。 事件の真相を隠すために香澄を利用し、スマッシュにしたファウストが許せなかった俺は、生身の身体とこのドラゴンフルボトルを使い、ビルドと共にスマッシュと戦ってた。 そしてなんやかんや色々あって、遂に仮面ライダーに変身し、コウモリ野郎とスマッシュ(…紗羽さんだったけど)をぶっ飛ばしてやったんだ! そんな俺に戦兎から話があると聞いて一人で待ってるんだが、一向に来る気配もねえ! ったく相変わらずマイペースな奴だ…と思いつつマスターが久しぶりに淹れてくれた不味い珈琲をあおる。うん、今日も一段と不味い! もう二度と飲みたくねーなーと、飲んだカップを荒くテーブルに置く。 戦兎を待つのに痺れを切らした俺は、遅いと怒鳴ってやろうと研究室に向かったんだ…その時、自分を止めていれば、あんなことは起きなかったのに… 俺はそこで起きた出来事を、絶対に忘れない。 そう、絶対に。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/19(日) 18:27:28.09 ID:StDMNQRe0 龍我「うわっ、なんじゃこりゃ!」 研究室の有り様はひどく、実験が失敗したのか?とからかおうと考えたが煙がひどくなにも見えない。 龍我「おい戦兎!美空!大丈夫か?」 返事もない。妙だと感じたが、きっとボトルのことだ、慌てることもないなと落ち着いて辺りを見渡すが、誰もいない。 龍我「どういうことだよ…ん?」 目を凝らすと煙の向こうに人の姿がうっすらと見えた。ははーん、俺を驚かせようとしてんのか?たちが悪い上に手のこんだイタズラだぜ。 龍我「おーい!もういいから出てこいよ!いるんだろ!姿が見えてんだよ!」 煙が晴れるのも待たずに強引にその影を追う。さあ、正体見せやがれ!なんてな。 龍我「捕まえた!…ってこの感触は…」 その手に触れた瞬間、心が昂った。戦兎でも、美空でも、ましてやマスターでもない。この暖かい感じは… 龍我「香澄…?」 そこには龍我の愛した女性、香澄の姿があった。 続きを読む