AIの発達によって失われてしまう職業として挙げられることの多いタクシーですが、なんとそれどころか空飛ぶタクシーが登場することになるかもしれません。 オススメ記事 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府が、ドローンタクシーの初めてのテスト飛行を実施した。これは操縦士のいない航空旅客輸送サービスのテストで、ドローンは上空200mを5分間にわたって旋回した。 このドローンタクシーは、ドイツの企業Volocopterが設計したものだ。2人乗りのヘリコプターのような機体の上に、18基のプロペラがリング状に装着され、最長でおよそ30分間飛行できるように設計されている。 空飛ぶタクシー これは最近見たニュースの中でもとびきりSFチックなものになっています。いま、AIやロボティクスの発達に伴って多くの職業が失われていくと言われており、タクシーやトラックの運転手を筆頭に、コンビニの店員から弁護士や医者といった商売までロボットに代替されるようになるとのこと。 そんな中、タクシーやトラックが自動運転に切り替わるのではなく、もはや空を飛んでしまうというのが今回のニュース。ドローンが自由自在に空を飛び、人を運んでくれるようになるというのです。もちろん無人です。 これが5年以内に実装されるとすると、その年は記念するべき年になるでしょう。とうとう人は地上以外を自由に飛び回るようになるのですから、これは物凄いことです。 日本への導入ははるか先か とはいえ、このようなニュースもあくまでドバイの話。日本ではしばらくどころか、今後いつになったら導入されることになるのかといった形になるのはほとんど間違いがないでしょう。なぜなら、この手のシステムを導入するということは、法制度の変更や既存の利益集団への配慮やらがものすごく大変だからです。 実際、英国などではUVERによるタクシー業界の崩壊も大きな問題となっています。一般人が車をもってタクシーのようにビジネスが出来るというのは、このビジネスに関わる人にとっては嬉しいものですが、既存の利益集団であるタクシー業界などからしたら本当に大変な価格破壊。法整備によってこの問題に対応することになってUVERも大変そうです。 というように、このような企画には配慮すべき対象が大量にあり、日本なんていかにもものすごく時間がかかりそうですよね。こういうテクノロジーの発達に遅れていくことは間違いありません。実際、自動運転が進んでいるのはアメリカや中国ですし、その理由はお金や文化はもちろんその手の活動に対して法的に援助しているから。 日本だと法律上自動運転を走らせるにはものすごく沢山の規制について申請が必要なので企業にとってもものすごくハードルが高いのです。こうやって世界の中でも着々と遅れをとる日本がこれからどんな風にAIやロボティクスを活用出来るようになるのか非常に不安になりますね。