転載元 : http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1509788107/ 1: ◆jWGwB9JRzU (庭) 2017/11/04(土) 18:35:07.61 ID:DAtY87yD 曜「また来年の夏休みが遠いなぁ…」 千歌「そうだねぇ…」 曜「また1年近くお父さんとお別れかぁー」 千歌「…おとーさん?」 曜「え?」 千歌「おとーさんって…なんだっけ…?」キョトン 曜「やだなぁ千歌ちゃん!船乗りのお父さんのことだよ!」 千歌「船乗りはわかるけど… お父さん…?」ウーン 曜「もう、からかわないでよ千歌ちゃん」 千歌「からかってるのは曜ちゃんの方じゃん!」 振り返れば去年の秋のこの会話もおかしかったんだ 幼馴染みの千歌ちゃんが私のお父さんを忘れるはずもない かといって私をからかっているようには見えなかった 2: ◆jWGwB9JRzU (庭) 2017/11/04(土) 18:35:34.74 ID:DAtY87yD ――― それから時が過ぎ、私が高校2年生になって暫くたった頃 明らかにおかしいと感じる出来事が目に見えて増えていった 鞠莉「廃校阻止は無理よ、何度も上に掛け合ったけど…」 ダイヤ「理事長の鞠莉さんが言ってもダメなら仕方ないですわね…」 曜「娘の鞠莉さんですらダメなら仕方ないね…」 鞠莉「…」 鞠莉「むす…め…?」 果南「曜?何言ってるの?鞠莉と経営者は親子なんかじゃないよ」 曜「えっ!?」 鞠莉さんのお父さんが経営者だったはずなのに誰もそれを覚えていなかった 鞠莉さんの大親友の果南ちゃんでさえも 3: ◆jWGwB9JRzU (庭) 2017/11/04(土) 18:36:03.02 ID:DAtY87yD ――― それから私はこの世界の異常に気が付いた 千歌「曜ちゃん!今日もお疲れ様!」 曜「ありがとう、千歌ちゃん」 梨子「あんな高いところから飛び込むの、怖くないの?」 曜「小さい頃からやってるから… もう慣れっこだよ」 曜「あ、ちょっとトイレ寄るね」 千歌梨子「はーい!」 タタッ 曜「…!?」 男子トイレが無い 浦の星女学院は女子校で校内の男子トイレは少なかったから気にも留めなかった でもここは市営のプール 確かに男子トイレもあったはずだったのに 続きを読む