転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1507896026/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/10/13(金) 21:00:26.17 ID:7+OCUAr10 花陽「さりげなく…さりげなく…………うんっ」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/10/13(金) 21:02:41.45 ID:7+OCUAr10 ・玄関 インターホン「ピーーンポーーン」 『――――!』 ドア「……」 ドア「ガチャッ」 花陽「こんにちは~」 花陽「お母さんが凛ちゃん家に行くならついでにこれを渡してきてって」 花陽「はい、お中元の羊羹」 『――――!』 花陽「冷やしてから食べると美味しいって書いてあるよ」 『――――――――!』 花陽「えっ、ちょっと、リビングは向こ…一人で食べるつもり!?」 『――――!――――!』 花陽「そうだよね、一番に食べたいだけ、だよね?」 『――――――――!』 花陽「うん、わたしもいただくね?おじゃましま~す」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/10/13(金) 21:06:03.50 ID:7+OCUAr10 ・凛部屋 花陽「あー…また部屋が散らかってる…」 花陽「漫画に雑誌に食べかけのおやつに、シャツもパンツも…もー…」 花陽「これは羊羹を食べる前に掃除だね…」 『――――――――』 花陽「夏休みだもん、じゃないよう。もし真姫ちゃんが見たら軽蔑するよ」 『――――――――』 花陽「家に呼ばないから構わないって、そういう問題じゃないと思う…」 『――――!!』 花陽「な、なに?急に大声出してどうしたの?」 『――――――――…』 花陽「え!?真姫ちゃんを家に呼んで夏休みの宿題を見せてもらうつもりだったの!?」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/10/13(金) 21:09:44.50 ID:7+OCUAr10 『――――!』 花陽「でもそれなら凛ちゃんがお願いする方だから、凛ちゃんが真姫ちゃんの家に行くのが筋だよね…」 『――――…――――……』 花陽「あぁ…そもそも暑いから家から出たくないの…」 『――――――――!』 花陽「ドリンクバー付きの外車……あったら凄いけど真姫ちゃんの家にあるのかな、というか凛ちゃんのためだけにそんな車を呼んでくれるとは思えない…」 『……――――――――!!』 花陽「結局真姫ちゃんを凛ちゃん家に呼ぶことが前提になってる…ま、まあお掃除する気になってくれたなら良いか。…良いのかな」 花陽「ところで…今日までどれくらい自力で宿題したの?」 『――――――――……』 花陽「…って全くやって…無いの…?中学の時でさえ少しは自分でやろうとしてたのに…」 続きを読む