578: T.K 02/01/16 21:53 先週の西日本新聞のコラムに載っていた話・・・ 台湾の高雄に昭和の初め頃に生まれた少年がいました。 まだ太平洋戦争が始まっていなかった頃の高雄に日本海軍の空母が入港し、その雄々しさに魅せられた彼は、 「よし!、僕も大きくなったら水兵になってあの空母に乗ってやるぞ!。」 と、誓ったのでした。 それから数年後。 少年から青年となった彼は、少年の日の誓いを果たすべく海軍に志願して水兵となったのですが、その頃の海軍には既に満足に動ける空母など残っておらず、それどころか数ヶ月後には海軍そのものが無くなり、台湾も日本では無くなってしまいました。 そして国共内戦に敗れた中華民国が台湾に押し込められた後も、彼は将校として台湾海軍に残り、台湾が国際的に孤立した苦しい状況下にありながらも、ねばり強く海軍の錬成に努めつつ昇進を重ねました。 続きを読む