転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456568563/ 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 19:22:43.41 ID:VaTknh2Io どれくらいの間、こうしていたんでしょう。 いい加減に背中もちょっと痛くなってきました。 でも、まだ起き上がる気にはなれなくって。 「んー……っ」 凝り固まった身体をほぐすように、片脚を垂直に伸ばします。 トレーニングルームの照明はちょっとだけ強めで、ちょっとだけ眩しくて。 その眩しさを遮るように、伸ばした右足を目と照明の間に重ねました。 「……」 私の爪先を包むのは、随分とくたびれてしまったトレーニングシューズ。 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/27(土) 19:23:17.12 ID:VaTknh2Io 「――私、どうしてアイドルになりたかったんだっけ……」 ガラスの靴の輝きには、程遠くて。 続きを読む