400: sage 03/06/26 19:54 ID:1jdz0Y7c 3年前にガンでばぁちゃんが亡くなった。 亡くなる前には痴呆も出てきて、嫁であるウチの母親からすれば 別人になったように人格が変わっていたそうだ。 俺は病院に勤めている関係で、そんなばぁちゃんに驚きつつも 母には「これは病気だから。」と話していた事を思い出す。 いよいよガンが末期のころ、俺は仕事も忙しく、また自分の家庭内の ゴタゴタで実家に寄る事も殆どなくなっていた。 その頃には妙に冷静にばぁちゃんの容態について、親戚に説明なんか して、家族というより患者としてばぁちゃんを見ていたように思う。 そして危篤の知らせがきて、長男である親父が看取る中、天国へ逝った。 その時、俺はやっぱり患者としてみていたのか、悲しみよりあまり苦しまず に逝ったばぁちゃんにむしろホッとし、周りが悲しむ中、冷静だった。 けれど、いよいよ出棺という時、何故か子供の頃、いつも何があっても かばってくれたばぁちゃんが急に思い出され、その場で泣き崩れた。 続きを読む