転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434535556/ 1: ◆C2VTzcV58A 2015/06/17(水) 19:06:06.92 ID:lWNFYb2y0 前々作 モバP「なっちゃんという同級生」 前作 モバP「なっちゃんという担当アイドル」 これの続きです。少なくとも前々作を読まないと登場人物の関係がよくわからないかもしれません。 4: ◆C2VTzcV58A 2015/06/17(水) 19:09:01.64 ID:lWNFYb2y0 ある日の事務所 菜々「今時の若い子って、どういうことを趣味にしているんですか?」 凛「えっ? いきなりそんなこと言われても……うーん」 菜々「凛ちゃんの趣味でもいいので、教えてください」 凛「私? 私、趣味らしい趣味って実はなくて……犬の散歩くらいかな」 菜々「犬を飼ってるんですか?」 凛「うん。ハナコっていうんだ」 菜々「ハナコちゃんですかあ、かわいいお名前ですね。……ええっと、とりあえず犬の散歩をメモしておきましょう」 凛「もしかしてそれ、17歳って設定を通すための資料集め的な何かだったりするの」 菜々「……い、いえ。そんなことはないですよ? ナナはリアル17歳ですし」 凛「事情を知ってる私の前でも頑なな態度をとるのはすごいと思う」 凛「一応アドバイスしておくと、本当の17歳なら『今時の若い子』みたいな表現はあまり使わないよ」 菜々「あっ……確かにそうですね。ありがとうございます、凛ちゃん!」 凛「どういたしまして」 凛「(なんというか、演技が隙だらけなのが一周回ってかわいらしく思えてきたかも)」 5: ◆C2VTzcV58A 2015/06/17(水) 19:11:59.81 ID:lWNFYb2y0 P「ナナせんせーい。ちょっといいかな」 菜々「なんですかー? あと先生じゃないです」 P「この後、なっちゃんと一緒に撮影の仕事入ってるのは伝えたと思うんだけど」 菜々「はい。そのためにここに待機してるわけですし」 P「それなんだが、なっちゃんの大学の講義が長引いてるらしくてさ。時間ギリギリになりそうだから、大学で拾ってそのまま現場に向かうことにした」 P「当初の予定より少し出発が早くなっちゃったけど、一緒についてきてほしい」 菜々「なるほど、わかりました。もう出るんですか?」 P「うん」 菜々「了解です。準備はできてますから、行きましょう」 続きを読む