転載元 : http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1503319038/ 1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/08/21(月) 21:37:18 ID:.3S.sMHo 凛母「人間には決して知られてはならぬ。我らが人狼の一族であることを……」 凛父「凛を頼むぞ、ハナコ」 ハナコ「承知。我の使命は凛お嬢様を護ること」 2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/08/21(月) 21:38:00 ID:.3S.sMHo 10年後。 凛「……身体がダルい」 ハナコ「大丈夫?」 凛「心配しないで。大丈夫だから……」 ハナコ「牙が出てる」 凛「……限界だね。狼であることを抑えられない」 ハナコ「明日は満月だよ?」 凛「……もう少し続けたかったな……アイドル」 ハナコ「凛……」 3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/08/21(月) 21:38:47 ID:.3S.sMHo 凛「ごめんプロデューサー……ごめん」 ハナコ「泣かないで」 凛「覚悟はしてたんだ。どんなに夢を追い求めても、私みたいな人狼では叶わない……いつかバレるってさ」 ハナコ「凛らしくないよ!まだ諦めちゃだめだ!」 凛「無理だよ……最近狼でいる時間が長くなってる。こんな調子じゃいつか皆にバレる」 凛「親しくなった皆が、私の本当の姿を見たらどう思うかな?……私はそれを知るのが怖い」 ハナコ「…………」 凛「私が思ってたよりさ、私って強くなかったみたい」 ハナコ「……辞めるの?」 凛「うん。皆に迷惑かける前にね」 私はプロデューサーに辞意を表明した。 続きを読む