転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408063565/ 1: ◆yz988L0kIg 2014/08/15(金) 09:46:15.31 ID:cOtl2sct0 ――――――――――佐城雪美の場合 ソファで休憩していると後ろから雪美が話しかけてきた。 雪美「モバP……今……忙しい?」 「いいや」 雪美「じゃぁ……アレ……して……」 アレとは雪美を膝の上に乗せて頭を撫でることである。 「いいよ」 雪美を抱き寄せて膝の上にちょこんと座らせる。 雪美「ふふっ………」 とてもご満悦のようだ。 長くて細い黒髪に手を伸ばす。 右手で後頭部にゆっくりと触れると雪美はうっとりとした目をしてから頭を胸にあずける。 髪に触れている手をゆっくりと腰の方へ移動させる。 今日は気温が高いせいか、髪がほんのりと暖かい。 「雪美、暑くないか?」 雪美「ちょっとだけ……でも……大丈夫……」 再び手を後頭部に戻しまた髪を撫でる。 手持ち無沙汰な左手で雪美の頬を突く。 すると、雪美は突かれたほうの頬をふくらませる。 「かわいいほっぺだ」 2: ◆yz988L0kIg 2014/08/15(金) 09:46:45.25 ID:cOtl2sct0 今度は頬を撫でる。 雪美は、次は、頬を撫でる手に頭をあずける。 雪美「ぎゅって……して………」 頭を撫でていた手を肩において、優しく抱き寄せる。 雪美「しばらく……このまま……」 だんたんと、雪美の体温が体全体に伝わる。 雪美の体温が体全体に伝わるたびにだんたんと眠たくなる。 雪美「寝ても……いいよ……」 その言葉とともに、眠りについた。 3: ◆yz988L0kIg 2014/08/15(金) 09:47:12.60 ID:cOtl2sct0 ――――――――――鷺沢文香の場合 クーラーが一番聞く会議室でモバPが涼んでいると文香が部屋に入ってきた。 文香「失礼します」 最近では仕事が増えモバPはなかなか文香とは話せずにいたため今日は少しからかってやろうと思った。 ここ、あいてるよ。 文香「えっ……膝の上に……ですか……」 冗談のつもりで膝を叩いてみたが冗談と受け取ってもらえなかったようだ。 彼女は少しだけ眉間にシワを寄せて考え始めた。 文香「はい、あの……お願いします」 意を決したように返事をする文香。 一体何を考えていたのか、彼女にしかわからない。 彼と同じ向きに、膝の上へゆっくりと腰を下ろす。 モバP「それ、座りにくくないか?」 文香「はい、とても……」 この格好が恥ずかしいのか、消え入りそうな声で文香は答えた。 不意に文香の肩をだいて90度じゃく回転させる。 モバP「こっちのほうが座りやすいだろ?」 文香「えっ?」 急に身体を回された文香は一瞬驚いたがすぐに自分が肩をだかれてさらに見つめられていることを理解してまた恥ずかしくなり顔をそらした。 モバP「な、こっちの方が楽だろ?」 続きを読む