710: 大人の名無しさん 02/12/24 16:12 ID:k9Gnxviz 嗚咽じゃないけど・・・イヴなので。 小学2、3年生のころ俺はサンタクロースを心底信じていた。 でもそれまでにサンタがきて枕元にプレゼントを、なんてことは一度もなかった。 テレビ番組で靴下を置いておくとその中にプレゼントを入れてくれると聞いて 「あ、そうか!」と思った。今までそれをしていなかったからもらえなかったんだ、と。 俺の家はその頃事情があり、年上のいとこ3人と兄弟のように暮らしていた。 寝る間際に靴下を用意し、紙に「いとこの○兄ちゃんには△△、僕には□□・・・」 と書いて入れた。たしかロボットか何かを欲しかったんだと思う。 次の日、目を覚ますと枕元にロボットではなくて、ポッキーとかのお菓子が入った袋が 人数分おいてあった。 その瞬間に俺はサンタの正体がわかった。ショックだった。 今考えてみればド田舎で暮らしていたのに急にロボットなんて買えるわけがない。 親にしてみれば袋に一杯のお菓子の詰め合わせは精一杯のプレゼントだったのだろう。 それから俺のところにサンタがくることは一度も無かった。 続きを読む