転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502635907/ 1 : ◆dbGyYYDw8A 2017/08/13(日) 23:51:47.52 ID:qhfAmQpDo ~一日目 響~ 阿武隈「ふわぁー……もう朝か。さてと、早く起きないと」 阿武隈「って思ったんだけど」 響「……すー」 阿武隈「響ちゃんがあたしのお布団に潜り込んできてるし」 響「……くー」ぎゅー 阿武隈「しかも、あたしの腕をつかんで離してくれません」 五十鈴「どうしたのよ阿武隈、寝起きにブツブツと……ああ、響ね」 阿武隈「忘れた頃に潜り込んでくるんですよ、もう響ちゃんってば」プニプニ 響「うにゃ……」 阿武隈「ふふっ、ほっぺたプニプニしてます。かわいーなー」 五十鈴「アンタもアンタで楽しそうね」 阿武隈「まあ、悪い気はしないですよ。いつもだとちょっと困りますけど」 響「うん……」ぱちくり 阿武隈「あっ、響ちゃん起きた? おはようございます」 響「おはよう……? あれ、なんで阿武隈さんが?」 阿武隈「なんでって響ちゃんがあたしのお布団に潜り込んで来たんだよ? もう、響ちゃんってば寝ぼすけさんです」 響「いや、そんなはずは……なんてことだ、まさか寝ている間に深海棲艦の手によりワープさせられてしまったのか」 五十鈴「そんなわけないでしょ。全く、恥ずかしがってないで素直に阿武隈の布団に潜り込んだって言えば良いのに」 響「冗談だよ。私はただ阿武隈さんの護衛任務でここにいただけだよ」 五十鈴「はいはい」 阿武隈「えへへ、かわいい護衛さんですねえ」 2 : ◆dbGyYYDw8A 2017/08/13(日) 23:53:12.36 ID:qhfAmQpDo 響「もう、阿武隈さんは私を信頼していないのかい?」 阿武隈「そんなことないよ。ありがとうね、響ちゃん」 響「別に大したことはしてないさ」 阿武隈「後は普段からもうちょっと素直に言うこと聞いてくれると、完璧なんですけど」 響「それは無理だね」 五十鈴「阿武隈に構ってもらいたいからって、たびたび指示に従わずに困らせてるらしいじゃない。若葉や暁から聞いたわよ」 響「……さて、なんのことかな」 阿武隈「もう、とぼけちゃって。ほら、そろそろ離してね。これじゃあ起きられないから」 響「了解した、Верный (ヴェールヌイ)起床する」 阿武隈「はい、改めておはようございます、五十鈴お姉ちゃん」 五十鈴「ふふっ、おはよう阿武隈。今日も良い日になるといいわね」 阿武隈「はい! 響ちゃんもおはようございます」 響「おはよう阿武隈さん、今日も良い日になると良いな」 阿武隈「はい!」 響「と言うわけで……ウラー!」バッ! 阿武隈「ってお見通しなんだから!」ガシッ! 響「……なんてことだ。阿武隈さんへの飛び付きが防がれるなんて」ぷらーん 阿武隈「ふふーん、そう何度も背中に貼り付かせたりしないんだから」 五十鈴「阿武隈……響を抱きかかえながら言ってもカッコつかないわよ」 響「完全に不意を突いたと思ったんだけど」ジタバタ 五十鈴「事あるごとに阿武隈の背中に貼り付こうとして、不意をつくもなにもあったもんじゃないわね。完全にワンパターンよ」 響「なんてことだ……それじゃあ、これから阿武隈さんエネルギーをどうやって補給すれば良いんだい?(これはこれでいいな、ハラショー)」 五十鈴「そもそもそんなエネルギーは存在しないわ」 続きを読む