転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497097910/ 1: ◆SbXzuGhlwpak 2017/06/10(土) 21:31:50.99 ID:l9tvXpxH0 ガチャ、バタン モバP「ただいまーっと」 モバP「はあ、本当に今日は大変だった。シャワーして飯食ってさっさと寝――ん、メールが来てる」 モバP「動画が添付されているな。いったいなんだろう……ってオイオイ」 ※ ※ ※ モバP「……まゆ、話がある。座りなさい」 まゆ「はぁい」ギュッ モバP「……なあまゆ。今俺はどんな感じの口調だったかな?」 まゆ「とっても真剣で、まゆのことを考えてくれてるんだって伝わってきましたよぉ」 モバP「ああ、うん。間違ってはいない」 まゆ「うふふ」 モバP「けどな、俺はまゆにお説教しようと思って座れって言ったんだ」 まゆ「お説教……ですか?」 モバP「そうだ。だから隣に腰かけて抱きつくのは止めような」 まゆ「でもプロデューサーさん。まゆはプロデューサーさんにお説教されるようなことしてませんよ?」 モバP「今まさにしてるんだよなあ」 まゆ「え?」 モバP「なんでそんなキョトンとした顔ができんのおまえ。アイドルがプロデューサーに、女子高生が30近いオッサンに抱きつくんじゃありません」 まゆ「でも……」 モバP「うん、今さらだよな。まゆはこれまで何回も俺に抱きついたり、車の中にいつの間にか潜んでいたり、温泉で待ち構えてたりしてたもんな?」 まゆ「プロデューサーさんとまゆの愛の歴史ですねぇ♪」 モバP「違うからな? 俺の悲しい胃痛物語だよ? 他の人、特に記者に見られていないかってヒヤヒヤもんだったから」 佐久間まゆ 2: ◆SbXzuGhlwpak 2017/06/10(土) 21:32:49.51 ID:l9tvXpxH0 まゆ「プロデューサーさんにご迷惑をかけないように、その辺りは気を遣ってはいたんですけど」 モバP「そこは俺もわかってたし、悪気も無いようだったから軽い注意ですませてきたけど、あんまりにも続くからな」 まゆ「……それだけですか?」 モバP「それだけって……どういう意味だ?」 まゆ「まゆをお説教する理由は、他にもあるんじゃないですか?」 モバP「……いや。細かな理由はなくもないが、だいたいさっき挙げたのが主な理由だ」 まゆ「本当ですか? なんだか体が硬くなりましたよ?」 モバP「うん、いい加減俺から離れようか」 まゆ「本当の理由は“我慢できなくなってきたから”……ですよね?」 モバP「……ッ!!?」 まゆ「軽い注意ですませてきたのは、プロデューサーさんに余裕があったからですよね? まったく、まゆは仕方ないなって笑っていられる余裕があったからですよね?」 モバP「そ、そんなはずあるわけ……っ」 まゆ「嘘ついてもダメですよ。まゆはプロデューサーさんのこと、いつでもどこでも見てるんだから……なんでも知ってるんですよ」 まゆ「我慢なんかする必要なんかないんです。まゆはプロデューサーさんのことが大好きで、そしてプロデューサーさんもまゆのことを――」 モバP「まゆ」 まゆ「はい」 モバP「離れなさい」 まゆ「……わかりました」 モバP「よし、はっきりと言うぞまゆ。俺は一連のおまえの行動に怒っているんだ」 まゆ「……はい」 モバP「それがわかったのなら、隣に腰かけるんじゃなくて、怒られるのに相応しい姿勢をとりなさい」 まゆ「えっ……!?」 モバP「ん?」 まゆ「ほ、本当……ですか?」 モバP「あ、ああ。本当だ。俺は本気で怒っている。さあ、立って」 まゆ「わ、わかりました……」グス モバP(な、泣いてる!? まゆが泣いてるうわどうしよう厳しくしすぎたかやっべ泣かせてしまった!? 泣いてるまゆもかわいい、じゃなくてこれはまゆのためだからここで止めるわけにはでも辛いッ!! 今すぐ頭ナデナデしたいって何考えてんだ俺!? 俺がそんなこと考えているからまゆの行動のエスカレートしていったんだここは心を鬼にして――) モバP「――ってオイ」 まゆ「ど、どうしましたかプロデューサーさん」プルプル モバP「……なんでおまえ、壁に手を当てて俺に背を向けてるんだ」 モバP(それもお尻を突きだす具合に) 続きを読む