422: 大人の名無しさん 02/10/18 21:47 ID:WjxIu1qn 私には父方に曾祖母がいました。 年をとり耳は遠くなっていましたが、よくそっくりだといわれる私たち 姉妹のこともちゃんと見分けられるしっかりした人でした。 曾祖母の家は娘(私から見て祖母)が婿養子をとっていたので 年をとった曾祖母の面倒は娘である祖母がみていました。 しかし、ある日祖母が癌にかかってしまいました。 幸い早期の発見だったので、手術をすればきっと大丈夫だろうということでした。 しかし祖母が入院することになってしまったため、祖母の妹のところに 曾祖母は預けられる形になってしまいました。 (その家の嫁が難しい人で、とても曾祖母の面倒などみてくれなかったので) すると年をとった曾祖母は、長年自分の面倒をみてきてくれた娘が いないことや、知らない土地での生活に不安を覚えたのかたちまち 具合が悪くなってきてしまいました。 本当に一ヶ月くらいのことでした。 結局曾祖母の強い希望もあり、自分の家に曾祖母は戻ってはきましたが、 そのころにはもうほとんど寝たきりの状態でこちらの話し掛けることも よくわからないようでした。 祖母は癌にかかり、曾祖母はどんどん具合が悪くなってきてしまっている という状態の中で、父達兄弟は、本当のことを祖母に言うべきか ずいぶん悩んでいましたが、せっかく手術が終わったばかりの祖母を 精神的に混乱させて、まずい状態にさせたくないという気持ちと、 祖母の手術の経過がよかったことから、退院するまで曾祖母がもってくれれば という気持ちから、結局祖母には言い出せないままでした。 続きを読む