【その3】 258: ホープダイヤモンド 02/10/23 05:471666年にインドからフランス人貿易商が、お寺の像の眼にあったブルーダイヤモンドを盗んだことが、悲劇の始まりでした。 その2年後、フランス王ルイ14世に売却し、彼はハート型にカットし、フレンチブルー・ダイヤモンドと名付けました。 4カ月後、貿易商は破産しました。インドからの帰りに溺れかけ、帰国と同時に野犬の群れに食い殺され変死体で発見されました。 その後、ダイヤは、マリー・アントワネットに伝えられましたが、このルイ王朝は、フランス革命に巻き込まれて、自らの臣民によって斬首されました。 その後30年ほど姿を消し、正体不明の男の手によりオランダの宝石商のもとに持ち込まれ、再研磨され、67.5カラットあったダイヤは45.5カラットまで研磨されたといわれてます。 ところがダイヤは正体不明の男の手に渡る事はなく、宝石商の息子が盗み出しました。そして宝石商親子は罪を嘆き、共に自殺を遂げてしまいました。 「呪われし者」として知られたアブドゥル・ハミも、ホープ・ダイヤモンドを所有したと言われてます。息子に玉座を追われたハミは、無一文の狂人として死にました。 その後、ブルーダイヤはロンドンにその姿を現します。入手経路は分かりませんが、実業家エリアソンが手に入れたのです。彼はダイヤを手に入れて数日後、落馬で死亡しました。 そして、彼の遺品であるダイヤが1839年ロンドンのオークションに出展されました。 続きを読む