【その6】 299: 釣り師 02/12/21 00:24私が3年前に、三浦半島の剣崎と言うところに釣行した時の話です。 その日は黒鯛を狙い磯のポイントに陣取り、こませを撒きながらじっとウキを見つめていました。朝からいて、なにも釣れなく昼になりました。 コンビニで買ったおにぎりを昼食にしてのんびりしてると、年の頃は19~24ぐらいの青年が「釣れますか?」と聞いてきたので、いや~今日はさっぱりだね、などといろんな話しをして竿を出して釣りを始めると、なぜか後ろで黙っているんです。 それとなく腹がへってるのかと思い「兄ちゃんおにぎり食うかい?」と聞いてみました。すると、頂きますと言って食べていたので、あ~やっぱお腹すいていたんだな、と思いました。 海に行くとのどが渇くので、飲み物は多めにもって行くので缶コーヒーもついでにあげようと思い「にいちゃんホレッ!」 と後ろを向いた刹那、既に青年の姿は消えてるのです。 磯から陸まで100メートルはあろうかと思う距離を、おにぎりを食べた後帰るのは、大人でも10分はかかります。 私はその時幽霊でもご飯をたべるんだな~と、妙な恐怖を感じました。 続きを読む