1: 名無しさん@涙目です。(東京都)@\(^o^)/ [US] 2017/06/27(火) 05:42:50.43 ID:F/eXhekG0.net BE:306759112-BRZ(11000) BE:306759112-BRZ(11000) 第一次大戦のきっかけは、サラエボ事件です。 日本の高校教科書では、それより前の英仏露の三国協商対独墺同盟という二大陣営の対立や、 各国の植民地獲得をめぐる角逐が重大な要因と説かれています。これは誤りです。 この協商対同盟といっても、第二次大戦後の米ソ対立のようなイデオロギーをも含んだ先鋭な対立ではありませんでした。 また植民地をめぐる角逐が本国間の戦争にもちこまれることはまずありません。実際に世界戦争の引き金となったのはテロ事件だったのです。 サラエボ事件は、セルビア人青年が、オーストリアの皇太子、フェルディナンド大公と夫人を射殺した事件です。 セルビアは新興独立国で、バルカン半島の内陸に位置し、海への出口を求めていました。 犯人グループは、セルビア軍将校によって参加をもちかけられ、実行犯を含む三人までもがセルビア軍営内で訓練を受けています。 ピストルや爆弾といった凶器も全てセルビア軍の制式兵器でした。 セルビアの狙いは、オーストリアとの戦いに「スラブ同胞愛」を訴えてロシアを介入させ、ロシア・セルビア連合軍によるオーストリア首都ウィーンの占領、 ボスニア・ヘルツェゴビナ州併合を勝ち取るという途方もないものでした。 ちなみに、こうした国家ぐるみの疑惑が確認されたのは、一九九〇年代、ユーゴスラビア紛争後のことです。 現在、テロ行為に対し、国家が司法制裁や武力行使することを「報復の連鎖」などと批判する人もいますが、全くの愚論というべきでしょう。 他国要人に対するテロ、国際テロは戦争に準じる行為なのです。 さらに、この事件を世界戦争にまで発展させたのは、官僚システムの硬直化でした。 オーストリアがドイツの協力を求め、セルビアに対する作戦計画を始動させたのに対し、ロシアの措置は激烈で、数百万の大陸軍を編成する総動員下令で応えました。 直前までロシアのニコライ二世は動員を取り消そうとして閣僚にはかりましたが、その答えは「不可能です」でした。 中学生に教える戦争Q&A 世界大戦は避けられたのですか? http://bunshun.jp/articles/-/3079 http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1498509770/