1: 2017/06/26(月) 21:03:50.38 ID:CAP_USER 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領にとって、韓国の文在寅大統領との初会談は、米国の安全保障上の最大懸案である北朝鮮の核・ミサイル開発問題や貿易問題の解決で「信頼に足るパートナー」になり得るかを「値踏み」する機会となりそうだ。 北朝鮮の弾道ミサイルの脅威を深刻視するトランプ氏は、文政権が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について、環境影響評価が完了するまで本格運用を先延ばしする方針を明らかにしたことに強い懸念を抱いている。 また、安倍晋三首相と中国の習近平主席が先の訪米でフロリダ州パームビーチにあるトランプ氏所有の会員制リゾート「マールアラーゴ」に招かれたのとは対照的に、米韓首脳会談がホワイトハウスに設定され、「実務対話」としての性格が強調されたことも、トランプ氏が文氏に対して抱く「疑念」の一端が透けてみえる形となった。 トランプ氏としては、対北朝鮮などで「日米同盟重視」をいち早く打ち出した安倍首相や、北朝鮮への経済的圧力強化を約束した習主席のように、文氏が米国との「連携強化」を明確に表明することを期待する。 トランプ氏はさらに、本来は韓国防衛が目的のTHAADの本格運用に水を差すような言動の真意を問いただす構えとみられる。 一方、2016年に270億ドル超となった米国の対韓貿易赤字の問題でも、是正に向けた取り組みを文氏に確約させたい考えだ。 http://www.sankei.com/world/news/170626/wor1706260015-n1.html 韓国の文在寅大統領 演説するトランプ大統領(AP) (>>2以降に続く) 2: 2017/06/26(月) 21:04:04.83 ID:CAP_USER (>>1の続き) 【米韓首脳会談】文在寅氏、トランプ氏の信頼得られるか ミサイル配備めぐり不協和音 北朝鮮との五輪への理解は? 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任後初めて米国を訪問し、29日、トランプ米大統領との首脳会談に臨む。主要議題は北朝鮮の核・ミサイル開発への対応や、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題だ。 ◇ 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮との対話姿勢を崩さない韓国の文在寅大統領はトランプ米大統領との会談で、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備の先延ばしなどの疑念払拭と信頼回復に追われそうだ。 北朝鮮をめぐっては、韓国大統領府の文正仁(ムン・ジョイン)統一外交安保特別補佐官が今月、訪米中に「北朝鮮が核・ミサイル活動を中断すれば、韓米合同演習や韓国内の米戦略兵器の縮小も可能だ」と発言し物議を醸した。 「文在寅大統領の提案」として語ったが、大統領府は「公式見解ではない」と慌てて否定した。 また、THAAD配備では文大統領自らが、「私が知らない理由で配備が早くなった」と朴槿恵(パク・クネ)前政権に責任を転嫁するような主張をし、米国の反論や疑心を招いている。 文大統領は欧米メディアとのインタビューで対北対話について「条件が合えば」「適切な条件の下で」と、ティラーソン米国務長官らが口にした表現に合わせ、無条件での対話ではないと釈明。 また、自ら主張した「環境影響評価」がTHAADの完全配備の遅れをもたらすことには「配備の先送りや中断ではない」と言い訳に終始している。 「韓国国民と在韓米軍を守るため」(米国防総省)のTHAADの配備には韓国世論の半数以上が賛成している。にもかかわらず、煮え切らない態度に映る文大統領にトランプ大統領から「恩知らず」という不快感が伝わってもいる。 北朝鮮に抑留された米国人学生が死亡する事件も起きており、北朝鮮に緩い文大統領の姿勢は到底、米国には理解し難いものだ。 文氏は24日、2018年平昌冬季五輪での北朝鮮との南北合同チーム結成と、開会式での南北合同入場行進の実現を訴え、南北和解の転機として積極支援する方針を明言した。 同日、外国公館への侮辱行為を禁じたウイーン条約違反にも関わらず、ソウルの米国大使館前では、THAAD配備に反対するデモも行われた。 この日の文氏の対北融和発言や、反米活動は当然、米本国に伝わっている。米韓首脳会談で文氏側から踏み込めば、かみ合わないことも予想され、文氏は米国の“誤解”の払拭と釈明に手いっぱいとなる可能性もある。 http://www.sankei.com/world/news/170626/wor1706260011-n1.html http://www.sankei.com/world/news/170626/wor1706260011-n2.html (おわり) 続きを読む