889 名前:おさかなくわえた名無しさん [] 投稿日:2017/04/18(火) 20:15:21.26 ID:KEb693K7 出勤の行き帰りに通る城跡公園のベンチにいつからか、夕方に超大型犬を連れた男性が 本を読んでいる。犬はずっとお座りしたままで、通りがかりの人が「でかいなぁ」と 声をかけると尻尾を振る 小さい子が「ワンワン」と近寄ると鼻を鳴らして伏せをして、ごろんと転がる。 子供のお母さんが「触ってもいいですか?」と男性に聞くと「いいですよ」と男性は答え、 リードを短く持ち直し、優しく子供を見ている そんな犬が一度だけ吠えたのは、人通りもあるのに、花壇が並ぶ通りを 「つかまえてみて~」「待てよ~」と昭和のようなカップルが通った時 犬を見て彼氏が「すげ~かっこい~」と言うと彼女が「え~犬見ちゃやだ~。私を見て~」 はっきり言ってうるさい 男性が本を閉じた瞬間、犬が吠えた カップルは驚いて男性に犬の管理不行き届きとか言っていたが、男性は 「こいつ、景色を楽しんでいたのを邪魔されたみたいで怒ったんです。もう少し静かにして もらえませんか?せっかくの春の夕暮れがもったいないですから」 そこに他にいた人たちが「あんたたちさっきから人通りの邪魔なの分からないのか」 「うるさいんだよ。練習の邪魔だよ(この人は見事なサックスを吹いていた)」と加勢し カップル退散 いつもの通りの光景に戻り、また公園は静かになりました 桜が散るベンチに大型犬がお座りする横で本を読む男性 見事なサックスの演奏に談笑する人たち 春の夕暮れはやはりこんな感じがいいですね