転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498071937/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 04:05:37.43 ID:uKo32jjg0 イムヤがいろはすに入れ替わったら、と言うだけの短編です。 ギャグ書きたかったのに何故かシリアス寄りに… 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 04:07:02.55 ID:uKo32jjg0 いろは「失礼しまーす、オリョクル終わりましたよー」 水雷戦隊を編成し、鎮守府沖で対潜哨戒をしてもらっていた時のこと。 1人の潜水艦娘と邂逅した。彼女は伊168号潜水艦。 当然提督である私は、他の鎮守府にいる彼女を見たことがある。 だが一見してわかる通り、私の元に来たイムヤは少し様子がおかしい。 提督「あぁ、イムヤか。ご苦労」 いろは「だ、か、ら!いろはですってば」 まず、名前だ。他の鎮守府にいる伊168は自分のことを「イムヤ」と呼ばせてくる。 しかし、私の元に来た伊168は自分のことを「いろは」だと言い張る。 提督「すまん、癖だ。私の知っている伊168は自分の事をイムヤと称していたものでな」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 04:08:34.02 ID:uKo32jjg0 いろは「もぅ!先輩、私が来て2週間は経ちますよ?いい加減慣れてください」 次に、私の呼称だ。まぁ、私の呼称自体は艦娘によって「提督」であったり「司令」であったりとバリエーションがあるものなので、個性と理解出来ないでもない。問題なのは、何故「先輩」なのか、だ。これは本人に聞いてみても「解らない」との解答だったので、どうにも釈然としないが受け入れている、と言うのが現状だ。 提督「…善処しよう」 いろは「それ絶対慣れる気ないじゃないですか!」 プクっと膨れ面をしているが、私の知る限りそんな表情を見せる伊168は居ない。 はじめは、本当に伊168なのか疑っていた。 ファーストコンタクトは対潜哨戒させていた艦隊からの通信だった。 祥鳳が遠慮がちに通信を入れて来たのだ。「ちょっと変わった艦娘を見つけた」と。 背後から聞こえてくる168の声を聞いた時は島風や川内型の誰かかと勘違いした。 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/22(木) 04:09:56.50 ID:uKo32jjg0 いろは「ちょっと先輩!聞いてるんですか?そもそもですね、私をこんな地味な任務に就かせるなんて先輩は私をどうしたいんですか」 提督「今攻略中の海域では強力な水雷戦隊を含む艦隊も確認されている。そこに潜水艦である君たちを連れて行くわけにはいかないから、他の任務にあたってもらっているだけだ」 いろは「…はっ⁉︎もしかして今口説いてました?愛しい人を沈めたくないっていう気持ちは嬉しいですが出会ってまだ2週間なので無理ですもう少し時間をかけて攻略してくださいすみません!」 提督「それでは私は潜水艦隊全員に恋慕していることになるのだが」 いろは「旗艦を私にしてるあたり下心見え見えです、先輩♪」 何と言っても一番の問題点はこの言動だ。 あまりこの様な品のない言葉は使いたくはないが、敢えて一言で表すと、あざとい。 言葉だけならば聞き流して入ればいいのだが、彼女の場合言だけでなく動も付いてくるから厄介である。 続きを読む