転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498032395/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/21(水) 17:06:35.58 ID:0jSvqX1a0 P「なぁ、美波……」 美波「なんですか? プロデューサーさん」 P「いや、なんつーか、アーニャって……すげえ可愛いよな」 美波「……本当にいきなりなんですか。アーニャちゃんがすごい可愛いのはとっくの昔に知ってます」 P「そうじゃなくて、なんつーか最近、輪にかけてとんでもなく可愛くなっていくような気がしてさ」 美波「はぁ」 P「なんかもう、キラキラしてるっつーか、輝いてるっつーか……」 美波「はぁ……」 ガチャ。 アナスタシア「ドーブラャ ウートラ。プロデューサー、ミナミ。おはようございます」キラキラ P「……な?」 美波「……なるほど、確かに輝いて見えるような気がします」 アナスタシア「……? シトー? 私の顔に、何かついてますか? プロデューサー、ミナミ」 P「いいや、なんでも」 美波「何でもないよ、アーニャちゃん」 アナスタシア「……?」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/21(水) 17:07:18.83 ID:0jSvqX1a0 P「最近のアーニャに、なんかあったっけ?」コソコソ 美波「いえ、特には無かったと思いますよ。というか、直接アーニャちゃんに聞けばいいじゃないですか」コソコソ P「そうなんだけどさ……大人にはあの年代の子の輝きは眩しすぎてな……」コソコソ 美波「沢山のアイドルの輝きを見てきたプロデューサーさんが今更何を言ってるんですか……疲れてるんですか? 最近ちゃんとご飯食べてます?」コソコソ P「あー……言われてみれば、最近はコンビニ飯とエナドリとカップ麺のコンボだな……」コソコソ 美波「もう、駄目じゃないですか! 今度私がお弁当作ってあげます」コソコソ P「気持ちだけでいいよ。そこまで甘える訳にはいかん」コソコソ 美波「駄目です。プロデューサーさんが倒れたら仕事に支障が出ますし、なによりみんな心配するんですよ!」コソコソ アナスタシア「アー?……プロデューサー、ミナミ、なに、喋ってるんですか。プロデューサーにお弁当、作るんですか?」 美波「あー、違うの、アーニャちゃん。そうじゃなくて」 アナスタシア「プロデューサーにお弁当作るなら、ミナミ、私も、手伝います。プロデューサーにボルシチのお弁当、たくさん作ってあげたいです」キラキラ P「……美波、俺はもうダメだ。アーニャのキラキラに焼かれて灰になってしまう」 美波「プロデューサーさん。なんかその気持ち、わかります」 アナスタシア「……?」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/21(水) 17:08:32.88 ID:0jSvqX1a0 P(アイドルのプロデューサーになって、結構な月日が流れたが、それにしても、最近のアーニャの働きぶりには目を見張るものがあった) P(ダンスはキレキレ、喉の調子もいいらしく、歌声も絶好調。そして、何より本人が実に楽しそうで、最近のアーニャの評判はうなぎのぼりだ) P(勿論、調子がいいのは喜ばしいことだし、別になにかしらを疑ってる訳でもないのだが) アナスタシア「プロデューサー。今度のお仕事、なんですか? アーニャ、たくさん、働きたいです」 P「とりあえず今日はレッスンで。今日からは新しいユニットで、新しいダンスを覚えてもらうってトレーナーさんが言ってたぞ。厳しく行くそうだが、大丈夫か?」 アナスタシア「ダー♪ わかりました。厳しいレッスンでも、アーニャ、大丈夫です。新しい仲間と、新しいダンス、とっても楽しみです♪」キラキラ P「……」 美波「ああっ、プロデューサーさんが、アーニャちゃんの輝きに真っ白に燃え尽きたように……!」 アナスタシア「……?」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/21(水) 17:09:18.30 ID:0jSvqX1a0 P「……あー、疲れた……」 P(山積みの仕事片付けるのに、今日も残業だったなぁ……まぁ、この仕事好きだからいいけどさ) P(さてと、それじゃあそろそろ帰るか……) アナスタシア「……プロデューサー?」 P「……ん? アーニャ? どうした? 事務所に何か忘れ物でもしたのか?」 アナスタシア「いいえ、一人で残って、ダンスの練習、してました」 P「……こんな遅い時間までか?」 アナスタシア「はい。帰ろうとしたら、事務所の明かり、見えたので、プロデューサー、いるかと……」 P(今日の練習は厳し目に行くってトレーナーさんは言ってたのに……そっからさらに自主練か) P「そうか。頑張ってるな、アーニャ」 アナスタシア「ダー。ありがとうございます」キラキラ P「(笑顔が眩しい……)ところで、アーニャ。この後はまっすぐ家に帰るんだろ?」 アナスタシア「はい」 P「分かった。なら送ってく。夜道を女の子一人で歩くのは危険だし」 アナスタシア「……スパシーバ。ありがとうございます」 P「別に普通だよ。それと、なんか飲むか? 頑張ったご褒美にさ」 アナスタシア「……プロデューサーは、やさしい人、ですね。ふふっ♪」キラキラ P(……たまーに、シンデレラプロジェクトのファンのツイッターとか覗くと、○○ちゃんが可愛すぎて生きてるのが辛いとか呟いてるけど) P「……今なら、その気持ち、分かるな」 アナスタシア「……?」 続きを読む