転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497746805/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 09:46:45.98 ID:LqkdqIZK0 前作【FGO】ジャンヌ「貴方と共に」の続きですが、読まなくても問題ありません。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 10:56:51.69 ID:LqkdqIZK0 私は復讐者。フランスを憎み、フランスの民を憎み、私を凌辱して魔女と断罪した異端尋問官を憎む復讐者。憎悪こそが私の原動力であり、生きる意味でもある。 でも私は何も知らない。聖女である私を焼き殺した焔も、処女を奪われた痛みも何もかも。 だって私は模造品だから。この記憶は創られたものだから。この憎しみは植え付けられたものだから。聖杯によって聖女様を元にした醜いレプリカ。 では私の心はどこにあるの?私は一体何者なの? ジャンヌダルではないジャンヌダルクには何もない。 こんな嘘にまみれた私はきっといらない人間なのでしょう。 ジャンヌ「マスターおはようございます!」ギュー ぐた男「ちょっ、ジャンヌ!当たってるから!」 ジャンヌオルタ「……………」イライラ *以下、オルタで書きます。 ジャンヌ「いいえ、離れません!私はマスターの傍にいたいのです!」 ぐた男「くっつかなくてもいいじゃん!?」 ジャンヌ「マスターを守るために必要なことなのです♪」 オルタ「……………」ブチッ オルタ「ちょっと!!」 ぐた男「お、オルタ…おはよう」 ジャンヌ「あら、おはようございますオルタ」 オルタ「ええ、おはようございます。それよりも私の目の前でいちゃつかないで欲しいのだけれど!」 ぐだ男「別にいちゃついてなんか…」 オルタ「嘘おっしゃい!燃やすわよ!大体なんですか、朝っぱらから節操もなくは、ハグなんて!ここ最近ずっとそうです!」 オルタ「いつから聖女様はみだりに男に近づくようなふしだらなビッチに成り下がったのかしら?それもこんな男を選ぶなんて頭がおかしくなったのかしら?」クスクス ジャンヌ「ビッチではありませんよ、マスターにだけです。それに、マスターの魅力は貴方もわかっているでしょう?」 オルタ「…っ!マスター!貴方もです!仮にも私のマスターであるならこんな田舎娘相手に鼻の下を伸ばさないでくれますか!」 ぐだ男「でも、オルタも同じ田舎娘だよね…」 オルタ「っ~~~~!!!うるさいわよバカマスター!!」スタスタ ぐだ男「あっ、オルタ…」 ジャンヌ「……」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/18(日) 12:33:42.34 ID:LqkdqIZK0 オルタ「なによあんなにデレデレしちゃって!ちょっと抱きつかれただけであんな締まりのない顔して、ああっ!腹立つ!苛つきすぎて朝食も食べずに部屋に戻って来たじゃない!」スタスタ オルタ「……………」ボスッ オルタ「なんでこんなに腹が立ってるのよ私…」 ジャンヌ「失礼しますねオルタ」 オルタ「ぎゃー!何勝手に人の部屋に入ってきてんのよ!」 ジャンヌ「ちゃんと許可は求めましたよ?」 オルタ「許可してないでしょうが!」 ジャンヌ「まあまあ、私と貴方の仲ではありませんか」 オルタ「ふんっ!私はあんたのなんてこと大嫌いだけどね!」 ジャンヌ「私は大好きですよオルタのこと」ニッコリ オルタ「ぐっ…!で、何の用ですか。早く用件を言って出て行ってちょうだい」 ジャンヌ「私はマスターのことが大好きです」 オルタ「はぁ!?なにいきなり…」 ジャンヌ「貴方もマスターのことが好きなのではないのですか?」 オルタ「そ、そんなわけないでしょ!なんで私があんな奴をす、好きになんてなるのですか!?」 ジャンヌ「でも、私がマスターに抱きついていた時の貴方はすごく悲しそうでしたよ?」 オルタ「そ、それは…」 続きを読む