転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492782510/ 1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/21(金) 22:48:30.215 ID:Ed5F8jIx0.net ガヴリール「ほら、私たち進学と同時に引っ越したろ?」 サターニャ「そう言ってたわね。同じマンションの隣同士だったかしら?」 ガヴリール「そうそう。 で、私が目を覚ましたら絶対部屋にいるんだ。そして何食わぬ顔で朝飯を作っている」 サターニャ「不法侵入じゃない」 ガヴリール「そして私が目覚めたことに気付くと、さながら長年連れ添った夫婦のような緩慢さで振り返ると、最高の笑顔で言ってくれるんだよ」 ガヴリール「『おはようガヴ。もう、またヨダレついてるわよ』って……」 ガヴリール「たまらないね! なあサターニャ!」 サターニャ「そうね。聞かされるこっちとしてはたまったものじゃないわ」 ガヴリール「で、私とヴィーネは学部同じだからさ、そのまま一緒に登校するわけよ」 サターニャ「そうなの」 ガヴリール「でも二限目のカリキュラムだけ違うんだよね。だから九十分間さ、まさしく半身を喪った想いで講義に出なくちゃならないわけ。 この前なんか思わず涙が出ちゃったよ」 サターニャ「進学先が別々の学校とかになってたら死んじゃいそうねアンタ」 ガヴリール「そんなこと冗談でも言うな!!!!!!!!!」バンッ!!!! サターニャ「ひぃぃ……」 2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/21(金) 22:50:24.528 ID:Ed5F8jIx0.net ガヴリール「ヴィーネはいつもお弁当作って来てくれるんだ。二人分」 サターニャ「あの子ならそうするでしょうね」 ガヴリール「知ったような口を利くな」 サターニャ「めんどくさいわねアンタ」 ガヴリール「でさ、お弁当を食べるガヴを独占したいっていう理由で、人気のない場所を探すんだよ」 サターニャ「屋上とか?」 ガヴリール「そうそう。他には多目的教室とか。 そこでいつも食べさせ合うんだけどさ、これがまた美味しいんだ」 ガヴリール「信頼のエッセンスって言うのかな。昨日と同じ物を食べてるはずなんだけど、十割増しくらいに美味しくって」 サターニャ「昨日と同じ物? あんた夕飯までヴィネットに作ってもらってるの?」 ガヴリール「うん。いやさ、最初は外食しようとしたよ? けど、帰ってきたら虚ろな表情で空の鍋をかき回してるヴィーネがいたんだ」 サターニャ「警察沙汰じゃない」 ガヴリール「そのままハイライトが消えたヴィーネに詰め寄られて殺されかけた」 サターニャ「あんたそのうち本当に死ぬわよ」 ガヴリール「いやぁ……それもそれでいいかな……うへへへ」 サターニャ「うわぁ……」 4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/21(金) 22:54:09.653 ID:Ed5F8jIx0.net ガヴリール「入学してさ、なんとネトゲサークルなるものがあったんだ」 サターニャ「あら、アンタにうってつけじゃない。でもどうせヴィネットに止められるんでしょ?」 ガヴリール「いや、気付けば部員が私とヴィーネだけになってた」 サターニャ「!?」 ガヴリール「元部員たちとたまに学校ですれ違うんだけどさ、その度に悲鳴あげながら謝られるんだよ」 サターニャ「それは災難ね。でもヴィネットってゲームなんかしなさそうだけど、プレイしてるの?」 ガヴリール「いや、サークル活動中に何してたのかいまいち覚えてないんだよね。 いつも決まってヴィーネがアイスティーくれるんだけどさ、飲んだ瞬間眠たくなってきて」 サターニャ「それって……まあいいわ。続けて」 ガヴリール「目が覚めたら夕方になっているんだ。スースーするなーって思ってたら、首筋にヴィーネが吸い付いてた」 サターニャ「キモッ」 ガヴリール「あぁ!? ヴィーネがキモいだと天国送りにしてやろうかお前!!!!!」ガンッ!! サターニャ「助けてラフィエルぅぅぅ……」ガクブル 続きを読む