転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495378983/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 00:03:03.48 ID:ecaKo9nE0 アイドルマスターシンデレラガールズです。しゅがーはぁとこと佐藤心さんのお話です。 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 00:03:55.45 ID:ecaKo9nE0 「はぁとさん!」 「ん……? あ、プロデューサー。何?」 私が楽屋でぼーっと過ごしているといつの間にか楽屋にプロデューサーが居た。 「そろそろリハなのにスタジオに来ないから呼びに来たんですよ」 「えっ!? もうそんな時間!?」 言われて楽屋にかかっている時計を見ると、確かにもうすぐリハが始まる時間だった。もちろん遅刻ではないけども、普段の私なら既にスタジオで待機している時間だ。 「ご、ごめんね! プロデューサー! すぐ行くから!」 大慌てで机に広げてあった台本を小脇に抱える。もう一度目を通すために広げていたのだが結局楽屋入りしてから一度も読んでいない。 移動中も事務所でも家でもしっかり読み込んできているから問題はないのだけど。 「大丈夫なんで慌てないでください。転んで怪我なんてしたらそれこそ大参事です」 「だね☆ 気を付ける☆」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/22(月) 00:04:40.10 ID:ecaKo9nE0 さて、これからはアイドルしゅがーはぁとの時間だ。佐藤心には引っ込んでもらわなきゃいけない。 「収録楽しみだなぁ~♪」 プロデューサーと楽屋を出てスタジオに向かう。足取りは軽く、心を弾ませて。 何せ楽しい楽しいアイドルのお仕事なんだからね☆ 「心さん」 ……の、はずだったのに、普段『はぁとさん』と呼ぶプロデューサーが私の事を『心さん』と呼ぶからさっきまでの気持ちが離れて行ってしまった。 「なに?」 「悩みとかあるなら相談に乗ります。俺はプロデューサーさんですから少しでも心さんの力になりたいんです」 「……もー☆ やだなぁ☆ 悩みなんてないない♪」 事実だけど真実ではない言葉でせっかくのプロデューサーの厚意を突き放す。 「……心さんがそう言うなら信じますけど、じゃあさっきの心さんは何を考えていたんですか?」 ……こう言う鋭さがあるからプロデューサーをやれているのだろうか。 続きを読む