1: 2017/05/17(水) 16:15:52.31 ID:kNc3xjl+0 BE:306759112-BRZ(11000) 韓国の大統領に文在寅氏が就任して韓日関係はどう変わり、隣国・日本はどう向き合うべきか。ハフポスト日本版は、 文氏が5月10日に大統領に就任した直後、韓国のシンクタンク・世宗研究所の陳昌洙(チン・チャンス)所長にソウルで聞いた。 陳氏は朴槿恵・前大統領に近く、同大統領の対日政策のアドバイザー役ともされていた。 ーー文氏の政権は「反日・親北」とも言われます。慰安婦問題をめぐる日韓合意について再交渉を要求すると選挙戦で訴えてきました。 文氏が再交渉を求める可能性は高いと思います。日韓合意について、朴前大統領と安倍首相の取り組み失敗したと思っています。 朴前大統領は歴史に過剰反応をし、慰安婦の解決なしでは日韓首脳会談をやらないとハードルを上げました。 しかし、そんな単純にやる政策ではありませんでした。日本との関係では歴史を優先しても解決できなと文氏は知っています。 だから文氏は日韓合意の再交渉について最優先にするわけではなく、経済や安保などいくつかある問題のうちの一つと捉えており、そこが前政権と違うところです。 日本ではそうは受け止められていないかもしれません。 外交政策では、北朝鮮危機を乗り越えるためにアメリカと友好的に付き合うこと、これが優先順位の一番です。 また、中国との関係悪化の要因となっている(アメリカの新型迎撃ミサイル)「THAAD」配備をどうするか。 そんな状況の中、文氏は日韓合意について再交渉したいのですが、一方でそれだけを優先して喧嘩になるのは得ではないとも思っています。 文氏と「共に民主党」は本来、政経分離を主張してきました。日本と激しく対立することを想定していません。 再交渉との言葉に日本側はアレルギーがあると思います。要求してこじれてしまったら、再交渉になるんです。 また、韓国国内のプロセスを踏まないといけません。 文政権は、慰安婦被害者や挺対協(元慰安婦の支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」)の話も聞いて、国内でどう説得するかと言うことを工夫しないといけません。 「文在寅大統領に反日のレッテルを貼らないで」 陳昌洙・世宗研究所長が語る http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/14/chang-soo-jin_n_16603544.html 3: 2017/05/17(水) 16:16:21.56 ID:kNc3xjl+0 ーー文氏は日本に対して強硬派ではないのですか。 日本との関係でハードルを高める必要はないと分かっています。 日韓の足りないことろは相手を正確に理解することで、そのパイプ役が少ないんです。 相手を正しく理解していないことが、日韓関係を悪くしているんです。 文政権で日韓関係が徐々に悪くなる可能性はありますが、急に悪くなることはないと思っています。 ーー日本にとっては北朝鮮情勢が気になります。文氏が北朝鮮に対して融和姿勢だと言われます。 北朝鮮への圧力を強めていた前政権と違うのが、その北朝鮮政策です。 文氏はすぐに南北対話をしたいのですがプロセスが必要です。 まずアメリカに対して「韓国に任せてください」と説得して、その後、中国にも話をする。 でも、今はアメリカが北朝鮮に圧力をかけていて難しいです。 また、北朝鮮が核開発を凍結しないと話が進みません。相手の気持ちがどうなのか対話をして確かめないといけません。 対話をすれば核をどうすればいいいのかという話になります。しかし、個人的には凍結は無理だと思っています。 凍結しなければ、金剛山の観光再開、開城工業団地再開も無理です。この1年が、対話を実施する最後のチャンスです。 凍結させるインセンティブを北朝鮮に提供しないといけません。対話を模索している間には戦争は起こりません。でも、失敗した後は怖いですが。 ーー日本はどう向き合ったらいいでしょうか。 THAADをめぐり対中関係は悪いですが、中国と向き合うためにも日韓の協力が必要です。 (慰安婦を象徴する)少女像の扱いで日本側は怒っていますが、文政権が被害者や挺対協と率直に意見交換してまず政策をはっきりさせることが重要です。 そうすれば日本も見通しができて、妥協の余地が出てきます。 日本は、まだ文氏に「反日」とのレッテルを貼らないでほしいし、真剣に受け止めてもらいたいです。 一方の文氏も、強い世論もありますが、韓国の国益として考えないといけません。難しいことではありますが。 続きを読む