93: 水先案名無い人 04/07/23 23:39 ID:K32ViJuk http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1080013915/788の完全版 (改行位置を変えてあります) 230 名前: 大人の名無しさん 投稿日: 04/06/24 13:55 ID:mjzYN+dK 父が突然亡くなった。 父の行く先行く先をうちの猫のみぃはついていく猫だった。 「いつも俺の後をついてくるんだぞ。俺の護衛なんだ。」と少し自慢げに言う父のその言葉に、 特に信じるも信じないも、ふぅ~んですましていた。 父が、亡くなり仏様になり自宅に帰ってきた。手を組み布団に寝ている父。 すると、人見知りのみぃが私達の前を通り、父の布団の中に入った。 もう冷たい父の横に寄り添って寝ていた。みぃ冷たいでしょう・・・。その光景を見てものすごく涙がでた。 猫にも分かるのかな。お別れだってこと。 父が棺おけに入った夜。 家族だけの最後の夜。 棺おけの上にみぃは乗り、一生懸命父の顔の見える扉を開けようとしていた。 砂を掘るように一生懸命あけようとしていた。 母と私はそれをとめなかった。本当に一晩中みぃは必死だったのだ。 私達は泣いた。猫にも最後のと分かるのだ。まだ私達は信じられなかった。 続きを読む