転載元 : http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492603233/ 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:00:33.326 ID:oZIRPa3g0.net -住宅街- タプリス「んーっ」 タプリス(今日も良い天気ですね、お散歩日和です) タプリス(お誘いしたのに、天真先輩には断られてしまいましたが……) タプリス「って、あれは……」 サターニャ「なはははっ!」 幼女「きゃっきゃっ!」 タプリス(胡桃沢先輩と……、小さな女の子?) タプリス(あまり見ない組み合わせですね……) タプリス(どちらかというと胡桃沢先輩は、一人で行動していることの方が) タプリス(多い気がします) タプリス(もしかして、何か裏があるのでは……) タプリス(って、まさかこれは!?) タプリス(……誘拐ってやつでしょうか!?) 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:04:10.312 ID:oZIRPa3g0.net タプリス(これは……後をつけるしかありませんね) タプリス(いざとなったら、わたしがあの子を守らなくては!) -公園- サターニャ「ほら、もっと大きな声を出しなさい!」 幼女「なーはっはっはっ!」 サターニャ「なはっ! だいぶ良い感じになってきたじゃない」 タプリス(二人は何をやっているのでしょうか) タプリス(何やら大きな声を出しているようですが……) タプリス(なんとなく、仲は良さそうですね) サターニャ「だけど、そんなんじゃ大悪魔への道は、まだまだ遠いわよ!」 幼女「はいっ、師匠!」 タプリス(なっ!? まさか、あんな小さい子を……) タプリス(悪の道へと引きずり込む気ですか!?) タプリス(これは一種の洗脳ですよ!? やめさせないと!) 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:07:24.898 ID:oZIRPa3g0.net タプリス(ですが……どうやって、あの悪行を阻止したら良いんでしょう) タプリス(胡桃沢先輩には一度敗れていますし) タプリス(正面から行っても、返り討ちにされてしまいます) タプリス(うーん……) サターニャ「ちょっとあんた、さっきからそこで何やってるのよ」 タプリス「ひえっ、胡桃沢先輩っ!? どうして、バレたんですか!?」 サターニャ「そんな頭丸出しで、ブツブツ言ってたら、わかるに決まってるでしょ」 タプリス「こ、これには深いワケがありまして……」 幼女「おねーさん、だぁれ?」 タプリス「あ、わたしはタプリスっていいます。胡桃沢先輩の知り合いですよ」 幼女「くるみ? せんぱい?」 サターニャ「ああ、こいつは私の下僕よ、覚えておきなさい」 タプリス「ちょ!? わたしは、先輩の下僕になった覚えはっ……」 幼女「げぼく? 下僕ってなーに?」 サターニャ「それは……」 タプリス「わー! そんなこと、小さい子に教えないでください!」 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/19(水) 21:10:11.824 ID:oZIRPa3g0.net 幼女「なぁんだ、師匠のライバル? だったんだね」 サターニャ「まぁ、私の相手にはならないけど、そんなところね」 幼女「じゃあ、あたしの敵だー! とぉりゃー!」ポコポコ タプリス「いたたっ……て、敵じゃありませんからぁ!」 サターニャ「そんな弱い奴は放っておいて、あんたは発声練習の続きをしなさい」 幼女「はぁい」 タプリス(仕方ありません、それとなく実状を探るしかないですね) タプリス「胡桃沢先輩、あの子に随分、懐かれているみたいですね」 サターニャ「懐く? 何を勘違いしているのかしら」 サターニャ「あの子はね、私の弟子よ」 タプリス「で、弟子ですか……」 サターニャ「そうよ、甘く接するつもりなんて毛頭ないんだから」 タプリス「あの子とはどうやって知り合ったんですか?」 サターニャ「どうしてそんなこと聞くのよ」 タプリス(う……、すごく怪しまれてる。こうなったら……) タプリス「大悪魔である胡桃沢先輩の、弟子スカウトの手腕をですね」 タプリス「ぜひ教えていただきたいなぁと思いまして!」 サターニャ「ふーん、そう。それはいい心がけね」 サターニャ「……あれは、そうね。一週間くらい前のことだったわ」 続きを読む