転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1485356697/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 00:04:57.65 ID:/bQX4xEK0 ~召喚の間~ マシュ「先輩!無事、石が溜まりました!」 ぐだ子「よーし、これだけの石を捧げれば来てくれるよね」 ぐだ子「念願の山の翁!」 呪腕「いよいよですな、主殿」 ぐだ子「ありゃ、ハサン達どうしたの」 百貌「初代様がいらっしゃるのだろう、我らが出迎えない訳にも行くまい」 静謐「緊張、します」 マシュ「これは……普段は先輩にべったりな静謐のハサンさんまで真面目に待機されています」 ぐだ子「それだけ山の翁が特別なサーヴァントだって事だよね……」 ぐだ子「尚の事、頑張らないと!」フンフン マシュ「先輩もやる気ですね……!」 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 00:11:43.78 ID:/bQX4xEK0 ぐだ子「よし!じゃあ石を魔方陣に捧げるよ!」 マシュ「了解です!」 ポイポイポイポイ マシュ「あれ……先輩、この石」 ぐだ子「ん?どうしたの?」 マシュ「何か黒いのがくっついてるんですけど……」 ぐだ子「ホントだ、何だろ……どっかで土でもついたのかな」ゴシゴシ マシュ「とれませんね……」 ぐだ子「んー、けど魔翌力反応は問題ないみたいだし、使えるんじゃないかな」 マシャ「はい!じゃあこれも入れますね!」 ポイポイポポイ ぐだ子「召喚の触媒としてはこれで十分かな……」 ぐだ子「じゃあ、開始するよ~」 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/26(木) 00:23:16.19 ID:/bQX4xEK0 その石に付着した土は、とある存在の亡骸だった。 圧倒的な暴威で古代ウルクを壊滅直前まで追い込んだ存在の亡骸。 その破片だった。 魔力を失いただの土塊と化していたそれは、偶然、カルデアが回収した石に付着した。 そしてこの魔方陣まで運ばれた。 この土塊自体は何の力も持っていない。 生前のように他者へ浸食しアミノギアスで縛るような能力は持ち得ていない。 しかし、それが「彼女の死体の一部」である事に変わりはないのだ。 英霊召喚は触媒によって呼び出されるサーヴァントが確定する。 そして今、彼女を呼び出す為の絶好の触媒が、ここに存在していた。 続きを読む