転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482940724/ 1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 00:58:45.05 ID:P3KBPdGc0 終章のネタバレがあるような気がします 捏造全開の5年後ぐらい 2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 00:59:29.15 ID:P3KBPdGc0 エルメロイ教室は魔術教会時計塔、現代魔術科に所属する教室である。 教え子を放置する魔術師も少なくない中で、実践的で分かりやすい授業に、様々な講師を招くことで若い魔術師達からの支持を受けている。 多くのOBが『色位』『典位』などの階位を持ち、在学生にも階位持ちがいる……ことで有名、らしい。 溜息一つ、深呼吸二つ。 ……物々しい扉を前に、緊張していることが自分自身よく分かる。 しかし、このまま突っ立っている訳にもいかず。 覚悟を決め、ノックしようと拳を上げた、その時。 開いた。 扉が。 3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 01:00:03.59 ID:P3KBPdGc0 「……何をしているんだ? 君は」 「あはは……何だか、緊張っていうか……ここ、全体的に圧迫感がありません?」 「やれやれ……数多の死闘を潜り抜けた男の言うことか。それぐらい、早く慣れて貰わなくては困る」 「すみません」 「謝ることも無いが……まぁ、いい。よく来たな、私の教室へ。名乗りは必要か? 現代魔術論科学部長、ロード・エルメロイ二世だ。物分かりと筋の良い生徒しか歓迎はしないのだが……君の素質については、今更言うこともあるまい。君を歓迎しよう――」 4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/29(木) 01:00:47.59 ID:P3KBPdGc0 「……新しい所長が来る、ですか?」 私ことマシュ・キリエライトがカルデアの所長代理となって、早数年……いえ、もう10年近く。 世界が平和になってから、それだけの時間が流れたことになる。 マイ・マスターは腕を磨いてくる、と言い残し時計塔へ向けて旅立って行き……最近では、あまり連絡が来ない。 風の噂で聞いたところでは、向こうでも何やらトラブルに巻き込まれているようだ。 少し寂しくもあるけれど……先輩らしくて、安心する。 続きを読む