転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492162025/ 1: ◆9Re6IS4q.KTl 2017/04/14(金) 18:27:06.20 ID:dUsZq2FL0 古畑「えー…私には苦手な乗り物がいくつかありまして」 古畑「まずひとつは船です。あんなにぐらぐら揺れる乗り物に乗って移動するぐらいならいくら時間がかかっても自転車で移動します」 古畑「次はえー、戦車です。あァれはどうにも好きになれませぇん。中は狭いし揺れは酷いし何より戦う為の乗り物です。要するに主に頭脳労働が仕事の私とは対称的な存在でして。だから苦手なんです」 古畑「さて今回は…、あー…私の苦手な船の上で暮らし、更に。私の苦手な戦車に日常的に乗っている…、そんな人物が登場です」 古畑「んー…アハハ、あー…あまり気が進みません」 2: ◆9Re6IS4q.KTl 2017/04/14(金) 18:27:37.85 ID:dUsZq2FL0 古畑任三郎vsガルパンの西住まほのクロスSSです。既にシリーズ化して何本も書いてる方がいるので何番煎じになるのかわかりませんが、主に休みの日にちまちま書いていきます。 3: ◆9Re6IS4q.KTl 2017/04/14(金) 18:28:49.89 ID:dUsZq2FL0 〜隊長室兼ミーティングルーム〜 まほ「…」 コンコン まほ「入れ」 「失礼します」 ガチャッ…バタン 佐久間綾(1年)「…お呼びでしょうか、隊長」 まほ「ああ。そんなに硬くならなくていい、楽にしろ」 綾「はい」 まほ「先日の練習試合、佐久間のチームは見事な活躍だった」 綾「…、ありがとうございます」 まほ「単独での撃破6輌、更に常に敵の先手を取りフラッグ車を追い詰める役目を担っていた」 綾「読みが冴えていたんです、あの試合では」 まほ「読みが冴えていた、か…。確かにそうだな。あの試合、車長としてお前は一番優れていたかもしれない」 綾「一番だなんて、そんな…」 4: ◆9Re6IS4q.KTl 2017/04/14(金) 18:30:08.49 ID:dUsZq2FL0 まほ「イカサマの腕では、な」 綾「…え?」 まほ「私がお前の不正に気がつかないほど無能な指揮官だと思っていたのか?」 綾「…っ」 まほ「あの試合、お前は敵の無線を傍受していた。そうだな?」 綾「ぁ…、わたしは、その…」 まほ「『はい』か、『いいえ』で訊いている」 綾「…っ、…」 まほ「無言は肯定と受け取るぞ」 続きを読む